今年3月に公開されたピクサーの新作アニメ映画『リメンバー・ミー』では吹き替え声優を務めた。――夫人役は、濱田めぐみさんですね。
「そうなんですよ。濱田さんはミュージカルで何度も共演させてもらっていて、僕にとって最も頼りになる女優。普段はチャーミングなんですけど、稽古場で役のスイッチがオンになると、底知れぬエネルギーを発揮する。めぐちゃんが劇団☆新感線に出てヘヴィメタルを歌うと思うと、楽しみ以外の何ものでもないです。いのうえさんという間違いなく全てを委ねられる演出家のもと、稽古場でお互いにエネルギーを爆発させて、ぶつかり合いたいです……って、毎回ヘトヘトになりそうですけど(笑)」
――橋本さんにとって、「劇団☆新感線」はどういう存在なのでしょう？
「自分の原点であり、役者としての核になっている特別な存在です。実際、ドラマの撮影に行ったりすると、いまだに “劇団☆新感線ですよね？” って言われるんですよ。そんな自分の中での新感線のイメージは、ロックやへヴィメタルがガンガン流れる、まさに『メタルマクベス』なんです。それに呼んでもらったからには、それだけのものを提供しなくてはと思いますし、凱旋という意味では“俺、21年間こんなことやってきました”というものも持って帰りたい。なおかつ変に気負ったり、カッコつけることなく、今の自分で臨もうと思ってます。きっと“さとし、相変わらずバカだね～”と言われるでしょうね(笑)」
――今回の舞台で、退団後の役者としての一番の目標を果たします。今後の目標は？
「とにかくこの作品で燃え尽きて、いったん灰になりますよ。今は『メタルマクベス』以降の目標なんて、考えつかないですからね。とりあえず、この舞台でぶっ壊れていい……って、もちろん壊れたらアカンけど(笑)、それぐらいの気合でやります。一度灰になったら、また新しい目標が見えてくる気がするし。ミュージカルファンの皆さんは、劇団☆新感線時代の僕を知らない人のほうが多いと思いますが、これが僕の原点です。身を削って燃やすその熱が、何かを頑張っている人のエネルギーになったらいいなと思います。役者人生の節目の舞台、どうぞ観にいらしてください！」
橋本さとし／Satoshi Hashimoto
俳優
1966年、大阪府出身。大阪芸術大学芸術学部卒業。1989年、劇団☆新感線の公演でデビュー。1997年の『直撃!ドラゴンロック〜轟天〜』を最後に、同劇団を退団。俳優としてテレビ、映画、ミュージカル、ストレートプレイなどで活躍し、ナレーター、声優も務める。2018年12月～2019年1月にミュージカル『サムシング・ロッテン！』に出演の予定。
ONWARD presents 新感線☆RS『メタルマクベス』 =disc1 Produced by TBS7月23日～8月31日／IHIステージアラウンド東京（豊洲） 全席指定／1万3500円 お問い合わせ／ステージアラウンド専用ダイヤル 電話0570-084-617
作／宮藤官九郎 演出／いのうえひでのり 音楽／岡崎 司 振付＆ステージング／川崎悦子 原作／ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』松岡和子翻訳版より
出演／橋本さとし、濱田めぐみ、松下優也、山口馬木也、猫背 椿、粟根まこと、植本純米、橋本じゅん、西岡德馬 ほか
http://www.tbs.co.jp/stagearound/metalmacbeth_disc1/ 橋本さとしさんからサイン入りチェキを抽選で2名様にプレゼント！
サイン入りチェキの応募締め切りは2018年8月10日(金) 9時00分です。 下記応募フォームに、必要事項を入力してください。なお、ご応募は、お1人様1回限りとさせていただきます。 複数回のご応募は、無効とさせていただくことがございますのでご了承ください。 当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。編集部へのお問い合わせはご遠慮ください。 たくさんのご応募、お待ちしています！ 応募する＞＞＞ ※サイン入りチェキのプレゼント応募は、申し込みを締め切りました。多数のご応募、ありがとうございました。
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