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空き時間にできるゆるゆるストレッチでこりを解消!

2018.06.20

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足先への刺激が上半身のこりも改善!
足陽明経筋を使った足先ストレッチ


足陽明経筋を使った足先ストレッチ

1.椅子に座り、右脚を左脚の太ももにのせ、右足の指を手で覆うようにして持つ。足先全体を足裏のほうにグイッと曲げ、5秒キープする。


《ポイント》
足先の筋肉を伸ばすとすねと足先の筋肉への刺激が足陽明経筋を通って肩・首のこりや頭痛が解消される。

2.手をパッと離し、5秒待つ。左右各5回行う。

《ポイント》
手をパッと離すと血管拡張物質(一酸化窒素)が出て、血液が勢いよく流れ、足先から全身に血が巡り冷えが緩和される。

腕と首を伸ばしてこりや頭痛も軽減!
手太陽経筋を使った首肩ストレッチ


手太陽経筋を使った首肩ストレッチ

1.右腕を上げてひじを曲げる。右手を頭の後ろから回して左耳を包む。

《ポイント》
腕をできるだけ垂直に上げると刺激が手の太陽経筋を通って肩や首の緊張を緩め、肩こりだけでなく顔のこりや頭痛も改善される。

2.右手で顔の左側を引っ張るようにして、頭をゆっくり左に回転させ、10秒キープする。腕をかえて左右各方向に2回ずつ行う。

《ポイント》
肩を動かさず首だけを回すと腕の小指側と首の後方の筋肉が伸びる。椎骨動脈を介した脳血流が増える。

ゆるゆるポイント


● 疲れているときや症状がつらいときに行う。
● 痛みが強い場合は無理をしない。
● 就寝前は体が覚醒し眠れなくなる場合があるのでやりすぎないよう注意。

伊藤 剛先生

伊藤 剛先生

北里大学東洋医学総合研究所で冷えの研究に従事。
東洋医学(漢方と鍼灸)と西洋医学の両面より、冷え、自律神経疾患、消化器疾患などさまざまな体の不調を研究・治療する。
度重なる怪我や病気を経て仕事に復帰し、周囲から「不死鳥」と呼ばれる。
これも自ら実践している東洋医学のおかげと語る。
撮影/Fumito Shibasak〈i Donna〉 田中 雅(伊藤先生) スタイリング/高橋尚美(静物) イラスト/石坂しづか 取材・文/浅原須美

「家庭画報」2018年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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