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伊勢志摩の美食、 尽きせぬ魅力を堪能〔志摩観光ホテル〕

2018.06.05

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贅を尽くした日本のホテルで夏の美味を楽しむ Vol.03

「志摩観光ホテル」を訪れると、ディナー選びに頭を悩ませます。御食国(みけつくに)と呼ばれた伊勢志摩に建つホテルで供される食材は、地野菜や松阪牛をはじめとする野や山の恵み、そして、鮑や伊勢海老などの海の恵み。この地ならではの食の魅力は、尽きることがありません。

「ザ ベイスイート」のフレンチレストラン「ラ・メール」では、樋口宏江総料理長が提案する、旬の鮑を。もち麦を混ぜ込んだリゾットに、ふっくらとした鮑、そして鮑の身と白ねぎのかき揚げを重ねたひと皿に、スープが添えられます。
樋口宏江総料理長総料理長樋口宏江さん。1991年志摩観光ホテル入社。2014年グループ唯一の女性総料理長に就任。16年伊勢志摩サミットでワーキングディナーなどの料理総括を担当。17年第8回農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」にて、女性初、三重県初のブロンズ賞を受賞。

志摩観光ホテルフレンチレストラン「ラ・メール」のアバンタージュコース(1万8500円)、エレガンスコース(2万4600円)の「鮑料理」から、「鮑のポワレ カツオのコンソメとともに」。


このスープは、2~3時間かけて鮑を柔らかく煮た煮汁にかつお節を加えてだしをとり、トマトから滴るエキスを加えたもの。もち麦の軽快な食感を楽しみながら鮑を嚙みしめると次々にうまみが溢れ出し、トマトの酸味がアクセントとなったスープと溶け合って、鮑のおいしさが口中で幾重にも重なります。

鉄板焼き「山吹」では、ご存じ松阪牛と、三重県のいなべ牛の食べ比べが楽しめます。

志摩観光ホテル鉄板焼きレストラン「山吹」の松阪牛といなべ牛のペアディナー。

口あたりの軽やかな脂が美味の松阪牛、稲藁で育ったジューシーな赤身のいなべ牛。どちらも甲乙つけがたく、違いを探りながら味わうことで、より奥深いおいしさを感じられることでしょう。

Information

志摩観光ホテル

三重県志摩市阿児町神明731

  • 1番上の写真の鮑の料理は、ラ・メールの夕食コース「鮑料理」より。その下の山吹の「松阪牛・いなべ牛の食べ比べ」は2名5万円(税・サービス料込み。2018年6月1日〜8月31日)。 フレンチレストラン「ラ・メール」(ザ ベイスイート) 営業時間:朝食7時~10時30分(10時LO)、ディナー17時30分~22時30分(20時30分LO) 朝食3600円~、ディナー1万8500円~(いずれも税・サービス料込み) 鉄板焼きレストラン「山吹」 営業時間:17時30分〜22時30分(20時30分LO)。 要予約
撮影/齋藤幹朗 構成・取材・文/安藤菜穂子
「家庭画報」2018年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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