【問題】
お祝いの手紙には「おめでとうございます」、お詫びの手紙には「申し訳ございません」がわかりやすくて好ましいフレーズでしょうか?
お祝いの表現として「おめでとうございます」はわかりやすいですが、大人が使用するフレーズとしては少々幼い表現にも感じます。
「おめでとうございます」を用いたい場合は、「おめでとう存じます」と記しましょう。「こころよりお慶び申し上げます」「謹んでお慶び申し上げます」も丁寧です。
お詫びの手紙に記す言葉も、できる限りこころを伝えたいものです。「申し訳ございません」ではなく、「心底よりお詫び申し上げます」など、深く謝罪する気持ちがあることを示しましょう。
手紙の場合、自分では気づかないうちに横柄な言葉の用い方をしてしまい、誤解を招いたり、相手の反感を買うことがあります。末文まで手紙を書いた後、最初から丁寧に読み返すことは必須です。
お祝いやお詫びの手紙だけでなく、手紙全般に共通することは、自分の言葉で記すことです。また、文字を間違えてしまった場合は、最初から書き直すべきと心得ましょう。
【答え】×
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写真/PIXTA 文/小笠原敬承斎(小笠原流礼法宗家)
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