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伝統工芸

モダンなトチの木のディナー皿。和洋中のどの食卓にも合います。

2018.04.12

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曲線の美しいトチの器を和洋中の食卓に


曲線の美しいトチの器を和洋中の食卓に

豚肉を巻いた酢豚には、皿を重ね合わせたプレゼンテーションを。木地を保護する加工が施されているので、水気にも安心。

長野県南西部に位置する南木曽町。木曽川上流域の南端にあり、深い谷あいの中にひっそりと息づくこの町は土地の九割を森林が占め、ヒノキやケヤキなどの広葉樹に恵まれた土地です。


江戸時代以前、良材を求めて全国を流浪していた木地師の集団がこの土地にたどり着き、これらの名木に魅せられて定住、挽物を製作するようになったのが南木曽ろくろ細工の歴史の起源といわれています。

電動ろくろとカンナを用いて成形していく

電動ろくろとカンナを用いて成形していく。指先の感覚のみを頼りに、わずかな違いを調整しながら挽き出していく。

南木曽ろくろ細工はすべての工程を一人の職人が担います。まず、原木の選木を行います。木目や表情の微妙な違いによってでき上がりが大きく左右される、大事な工程です。その後選んだ原木をだいたいの形に切り出してから、ろくろにかけてカンナで挽いて、仕上げます。

木を選んで、ろくろで挽く——非常にシンプルだからこそ、どの木のどの部分を選び、どのように削り出すのか、職人一人一人の技量と感性が厳しく問われます。

今回の器を製作してくださった小椋一男さんは、この道35年。手仕事で削った木の器が持つぬくもりを多くの人に伝えるべく、伝統的な製品のみならず、オリジナル商品の開発にも積極的に取り組んでいます。

小椋さんの熟練の技が、和洋中とさまざまに活用できるほかにはない逸品を叶えてくださいました。

小椋さんのオリジナル商品「UFO花器」

木の中から花が咲くイメージで製作された、小椋さんのオリジナル商品「UFO花器」。木目を生かした大胆な形状が空間に映える。

今回ご協力いただいたかた


ヤマイチ小椋ロクロ工芸所 小椋一男さん

ヤマイチ小椋ロクロ工芸所 小椋一男さん
さまざまな商品の製作に取り組む一方、子どもに向けた体験教室を開くなど、南木曽ろくろ細工の普及に尽力する。


長野県木曽郡南木曽町吾妻 4689-239
TEL:0264(58)2041

家庭画報×南木曽ろくろ細工 ディナー皿のご購入方法

家庭画報×南木曽ろくろ細工 ディナー皿

「ディナー皿」直径約32センチ、「ボウル」直径約16センチ、「豆皿」直径約5センチのセット3万5000円(税・送料別)。購入をご希望のかたは、直接「ヤマイチ小椋ロクロ工芸所」にご注文ください。ご注文はFAXかメールにてお願いいたします。

FAX/0264(58)2665
メール/info@yamaichi-rokuro.com

※ご注文が確定してから製作するため、商品のお届けにはお時間がかかります。また、商品は一つ一つ手作りのため、仕上がりが写真とは少々異なる場合があります。
表示価格は税抜きです。
撮影/本誌・西山 航

「家庭画報」2018年5月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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