いよいよ開幕！　岸谷五朗さんと新田真剣佑さんが語る『ZEROTOPIA』の魅力とは？

アクション、群舞、歌、笑い……と、見どころ満載の地球ゴージャス作品。他公演でも演出家として活躍する岸谷さんだけに、今回もその手腕に期待は高まる。

 

――毎回豪華なキャストを集めて、これだけの規模のエンターテインメント作品をつくり続けている岸谷さん。その原動力は何でしょう？

岸谷「芝居を始めて34年経つのに、まだ2年半くらいしかやってないような気がするからかな(笑)。それくらい演劇の世界は大きくて深いから、次もやりたくなるんでしょうね。もちろん毎回、確信を持って作品づくりをしてはいるけど、そこに明確な到達点はないし、演劇全体で考えれば、まだまだやりたいことだらけですから」

――なるほど。では最後に、本作品への抱負を込めつつ、メッセージをお願いします。

新田「『ZEROTOPIA』は、人間の闇の部分を掘り下げていく作品でもあると思っています。個人的にも、ただのエンターテインメントではなく、人間の奥底にあるものが描かれた作品が好きなので、人間の汚い部分もしっかり見せつつ、僕がこの作品から感じ取った“たとえ辛い過去があったとしても、大きな心で許すことを忘れないでね”というメッセージを伝えられたらと思います。こんなに難しくて挑戦的な作品に出られて、とても苦しいですが、とても幸せです！」

岸谷「また新たな地球ゴージャスの代表作ができそうな手応えを感じています。日本では、いわゆるエンターテイナーになかなかお目にかかれないと思うんですが、真剣佑はたぶん、そこのど真ん中にいける男。この機会に、その素晴らしい身体能力やフィーリングを生で感じてほしいです。今回は、柚希礼音さんや西川貴教くんといったキャスト全員に、これまでやったことはないけれど、やれば絶対にハマる！と思った役を書いています。その辺も楽しんでいただけたら嬉しいです。皆で頑張ります！」