壮大なアート作品に包まれる滞在を。「エスパシオ ナゴヤキャッスル」

〔特集〕絶景・美食・特等席 ── 特別な時間を話題のホテルで　ラグジュアリーホテルにまつわる華やかなニュースが相次いだ2025年。一年のご褒美に、お洒落をして話題のホテル探訪はいかがでしょう。記憶に残る美味、滞在するからこそ出合える絶景、美を磨く最新鋭のスパなど、ホテル自慢のおもてなしを、まずは誌上にてご案内します。前回の記事はこちら＞＞

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エスパシオ ナゴヤキャッスル［愛知・名古屋］

壮大なアートに包まれて、招福万来の滞在を

御三家筆頭・尾張徳川家の居城として400年あまり前に築城された名古屋城。戦災により天守閣など主要な建造物を焼失しながらも近世城郭の到達点と謳われ、国の特別史跡に指定されています。

この名古屋城を眼前に望むラグジュアリーホテル「エスパシオ ナゴヤキャッスル」が、2025年10月1日にグランドオープンを迎えました。

レセプションフロアでは、アートと工芸に縁取られた名古屋城がお出迎え。大理石の床に映る “逆さ天守閣” も見事。

天守閣の正面に位置する唯一無二のロケーション。名古屋城のそれに勝るとも劣らぬ美しい石垣に護られた、堂々たる外観。上質な金箔と大理石、現代工芸を多用し、贅を尽くしたインテリア。

宿泊者用ロビーの「鳳凰階段」。黄金の鳳凰が羽ばたく姿に、滞在の期待が高まる。

この三拍子に加えて随所で光彩を放つのは、約50名のアーティストがこのホテルのために制作した、約400点ものアートです。作品のモチーフは、麒麟、鳳凰、霊亀、応龍といった瑞獣や、吉祥紋、尾張名古屋の花鳥風月。

宴会場へと続く大階段。黄金の格天井のもと、斉藤上太郎氏の大型作品「麟鳳亀龍図」、大沼憲昭氏の「竹林虎図」が。

エントランスやロビーには迫力ある大型作品が掲げられ、６名の作家が手がけた６つの客室「アートコレクション」には、ゲストだけが楽しめるとっておきの作品も。

箔工芸作家の裕人礫翔氏が手がけた客室「アートコレクション」のベッドルーム。ヘッドボードの作品と名古屋城の晴れやかなコラボレーション。

ダイニングルームに飾られた同氏の作品を、エキゾチックなモロッコランプが照らす。

滞在後の暮らしにも繁栄をもたらす、そんな “おもてなし” の心が、アートを通じて伝わってきます。

エスパシオ ナゴヤキャッスル
愛知県名古屋市西区樋の口町3-19
TEL：052（521）2121（代表）
基本料金：1室2名利用で1泊1室17万4000円～。
ご紹介した「アートコレクション」は同34万8000円～（ともにサービス料別）。

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