〔特集〕絶景・美食・特等席 ── 特別な時間を話題のホテルで ラグジュアリーホテルにまつわる華やかなニュースが相次いだ2025年。一年のご褒美に、お洒落をして話題のホテル探訪はいかがでしょう。記憶に残る美味、滞在するからこそ出合える絶景、美を磨く最新鋭のスパなど、ホテル自慢のおもてなしを、まずは誌上にてご案内します。
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東京・名古屋・大阪の新名所
最旬ラグジュアリーホテルへ
日本初進出の海外ホテルブランドをはじめ、ラグジュアリーかつ個性的なホテルが大都市圏にお目見えしました。絵になる絶景スポットをはじめ、とびきりの非日常感を味わえる各ホテルご自慢のおもてなしをご紹介します。
「パティーナ大阪」のティーラウンジ「にじり」。藍色の螺旋階段が目を引く。
大阪城を望む絶景をひとりじめ「こんな景色はなかなかないですよね」と吉田 羊さん。「パティーナ大阪」19階のティーラウンジ「にじり」では、大阪城を独り占めしたような席で日本茶や紅茶と季節のアフタヌーンティーを楽しめる。ブルゾン163万9000円 スカート21万7800円 ピアス10万7800円 リング6万3800円/すべてフェンディ(フェンディ ジャパン)
吉田 羊さん(よしだ・よう)俳優。福岡県出身。数々の舞台や映像作品に出演し、幅広い役柄を演じる。カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され話題となった『遠い山なみの光』では、全編英語で、観客を引き込む圧巻の演技を披露した。大のきもの好きとしても知られ、芸能界きもの部をひそかに計画中。
吉田 羊さんが憩う
パティーナ大阪 [大阪・大阪城公園]
ダイニングスペースや和室を有する127平方メートルの「アーバンスイート」。バルコニーでは、大阪城公園や難波宮跡(なにわのみやあと)公園の景色を眼下に大阪の風を感じて。
大阪城を借景に、心に響く唯一無二のホテル体験を
「パティーナホテルズ&リゾーツ」の2軒目として日本初進出を果たし、2025年5月に開業した「パティーナ大阪」。大阪城公園に隣接し、堂々たる天守閣を眺めながらステイが楽しめます。
まず注目したいのは、こうした周囲の環境と調和するモダンな館内や客室。大阪城の銅瓦、石垣の岩、水や木など、歴史ある街ならではの要素をデザインに取り入れた詩的な空間は、国際的にも評価されています。
「P72」のガーデンテラスで。敷地に水辺やハーブ畑もあり、都心であることを忘れさせる雰囲気。靴16万8300円/ロロ・ピアーナ(ロロ・ピアーナ ジャパン)
メニューの7割がプラントベースのレストラン「P72(ピーセブンティトゥー)」や、千利休の茶の湯を着想源としたティーラウンジ「にじり」、最新機器を扱うスパなど、ゲストのウェルビーイングを叶える施設が充実。
ティーラウンジ「にじり」を象徴する螺旋階段。藍色の濃淡が美しい和紙を用いて、水の都・大阪を表現。
「にじり」では大阪城を眺めながらアフタヌーンティー(1名9000円〈サービス料込み〉)を堪能。柚子の風味が香るブレンドティーや関西・静岡の味わい深い日本茶も楽しみ。
さらに、ホテルのコンセプトの一つに音楽を据えている点も、その特徴を際立たせています。60基ものスピーカーアートが印象的な「ソナタ バー&ラウンジ」、最高峰のオーディオシステムで音に酔いしれる「リスニングルーム by OJAS」など、豊かな時を過ごすための遊び心が満載。
「ソナタ バー&ラウンジ」。流れる音楽に身を委ねて。シャツ39万2700円 スカート41万1400円 バッグ50万3800円/すべてロロ・ピアーナ(ロロ・ピアーナ ジャパン)
知る人ぞ知る「OJAS」の機器を導入した「リスニングルーム」。朝はここで宿泊者限定の音の瞑想体験を開催。
「ここならではのインテリアやおもてなしのアイディアがどれもユニーク。ラグジュアリーホテルの進化を感じました」と、吉田さんもすっかり気に入った様子です。
パティーナ大阪大阪市中央区馬場町3-91
TEL:06(6941)8888
基本料金:1室2名利用で1泊朝食付き1室9万815円~。
ご紹介した「アーバンスイート」は同39万4415円~(ともにサービス料込み)。
(次回に続く。
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