古川雄大さんと銀座へ！「故郷のそばに銀座で再会できました」

古川雄大さんと過ごす銀座をもっと好きになる一日　大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』や10月からのミュージカル『エリザベート』出演など、多忙な日々の合間に銀座を訪れた俳優の古川雄大さん。大好きなスイーツや故郷の味を満喫する、素敵な時間になりました。

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銀座は洗練された大人の街。革新を続ける姿勢に惹かれます

長野の美味をシックな空間で「故郷のそばに銀座で再会できました」

ジャケット17万4900円　シャツ6万9300円　Tシャツ5万8300円　パンツ7万5900円／すべてイレブンティ（三喜商事）　その他／すべてスタイリスト私物

「長野県上高井郡高山村で過ごした10代の頃、そば屋さんでアルバイトをしていました。今でも実家に帰るたびに訪れるので、長野のそばは僕にとってのソウルフードなんです」と古川さん。

長野産の素材を生かしたメニューから。天せいろ2420円、大町産生芋の刺身こんにゃく990円、信州野沢菜715円。

「銀座 真田」は、信州から直送される新鮮な野菜や、地元で親しまれている伝統野菜など、厳選した食材の味を生かした料理とそばの店です。

「まず最初に出していただいたそば茶が懐かしくて嬉しくなってしまいました。昼は軽くそばを、夜はスタイリッシュなダイニング感覚で料理もお酒も楽しむことができそうですね」。長野産の日本酒はもちろん、ワインも充実。「最近は地元に帰るたび、長野のワイナリーが頑張っていることが話題に上るんです」。古川さん自慢の故郷の味がさらに洗練され、銀座で堪能することができます。

銀座 真田
東京都中央区銀座5-6-5 NOCOビル3階
TEL：03（5537）7355
（営）11時～22時30分（21時30分LO）
無休

観劇から食事へ、まるごとの楽しみ

大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』で演じる江戸のベストセラー作家、山東京伝（北尾政演）役で、これまで演じることが多かったクールな顔とは異なる“陽”のキャラクターを好演している古川雄大さん。

「この後の放送回でちらっと登場するかもしれませんが、京伝は今の銀座１丁目あたりで煙草屋をやっていたそうです。大人の街で、ちょっと敷居が高いと思っていた銀座が、おかげで少し身近に感じられるようになりました。舞台でも映像の仕事でも楽屋には差し入れを贈ることがありますが、あの先輩は銀座のあのお店のケーキが好き、などという情報から覚えたお店もありますし、銀座の特別なお店のものは自分で食べても嬉しくなりますね」

世界中からラグジュアリーなアイテムが集まることに加えて、日本全国の名産品も揃う銀座。

「アンテナショップがたくさんあるのは気になっていました。NHKのドラマ『コトコト～おいしい心と出会う旅～』で全国の生産物を買い付けに旅をする百貨店バイヤーの役をやって、産地やつくり手の話を聞く機会も増えました」

故郷、長野のアンテナショップ

新鮮な直送野菜からワインまで幅広い品揃え。古川さんも愛用の「根元 八幡屋礒五郎」七味唐辛子194円、一味唐辛子（バードアイ）248円。「りんごやくるみのお菓子はどれもおいしいので食べ比べてみてください」。信州りんごとくるみのフィナンシェ270円。

銀座NAGANO
東京都中央区銀座5-6-5　NOCOビル 1・2・5階
TEL：03（6274）6015
（営）10時30分～19時
年末年始定休

街も自分も、続いていく歴史の中にある

隣接する日比谷には帝国劇場や日生劇場、東京宝塚劇場にシアタークリエ。東銀座には歌舞伎座、新橋演舞場と、東西に日本を代表する劇場があるのも銀座ならでは。

「お客様にとって観劇って、舞台を観ている間だけでなく、その前後にお茶や食事をしながら、あの場面はどうだったとか、あの台詞がよかったとか、感想を言い合ったりする時間も含めての楽しみなのだと思います。銀座にはそんなニーズに応えてくれるお店もたくさんありますね。だからこそ、カジュアルな普段着ではなく、ちょっとお洒落をして出かけたくなる街なんです」

古川さんが何度もミュージカルの舞台に立った帝国劇場は、建て替えのため今年2月、多くのファンに惜しまれつつ幕を閉じました。

「劇場もアップデートしていきますし、お芝居そのものも『エリザベート』のような名作は、長年たくさんの先輩俳優たちが演じてきた役を受け継ぎ繫いでいくものなのかもしれません。銀座で50年、100年の歴史を重ねてきた老舗も、時代に合わせてその時々で新しいことに挑戦してきたから今があるし、面白そうな取り組みには興味が湧きますね」

伝統や先人をリスペクトしながら自分らしさや新しい要素を足して未来へと続いていく。銀座も、古川さんも、そんな長い道程の途中にあるのかもしれません。

帝劇の思い出をふたたび

日比谷シャンテでは、建て替えのため2月末で休館した帝国劇場を振り返る特別展を開催中。客席やステンドグラスなどの風景を映したパネルの前で写真撮影ができるフォトスポットも。

帝劇Legacy Collection展 －2025 Autumn－
2025年10月7日（火）まで
日比谷シャンテ
東京都千代田区有楽町1-2-2　日比谷シャンテ 3階 特設会場
（営）11時～20時
会期中は無休


家庭画報2025年11月号別冊付録より。