輝きの真価──ジュエリーを持ち、継承する楽しみ── ジュエリーには、出合う喜び、身に着ける幸福感、そして時を超えて継承する資産価値という多面的な魅力があります。では、今、どのような宝飾品を選ぶべきなのか? 宝石に詳しく、市場を熟知する2人のスペシャリスト、ジュエリーアドバイザーの原田信之さんと、クリスティーズ・アジア・パシフィック宝石部門チェアマンのヴィッキー・セックさんに伺いました。
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〔エメラルド〕人々を魅了してきた数千年の歴史を持つ輝き
エメラルドは、地殻変動による熱や圧力によって、岩石の性質が変化した変成岩起源を選ぶとよいでしょう。鉄分が少なく、そのため黒みのない、明るい緑を魅力とします。アフガニスタンとパキスタンのエメラルドは産出量が限られ、入手困難。おすすめしたいのは、コロンビア産です。ほとんどのエメラルドにオイルや樹脂が含浸されていますが、例えばSSEF(スイス宝石学研究所)の鑑定結果が示すような最も軽度な含浸である“マイナー(Minor)”クラス以上が許容できる選択肢。ただ無処理のコロンビア産は本当に希少なので、無処理にこだわるのであれば、ザンビア産という選択肢もあります。

241.04ctのコロンビア産エメラルドの輝きは圧巻。「ポリクロマ」コレクションより、「マグヌス エメラルド」ネックレス(Pt×エメラルド〈計253.62ct〉×ダイヤモンド〈69.2ct〉)価格未定/ブルガリ(ブルガリ・ジャパン フリーダイヤル 0120-030-142)

トランクなどのハンドルを思わせる意匠に、ブラジル産ペアシェイプ・エメラルド(30.75ct)が見事な輝き。「ヴァーチュオシティ」コレクションより、「アポジェ」ネックレス(WG×エメラルド〈30.75ct〉×ダイヤモンド〈計101.01ct〉)18億3645万円(参考価格)/ルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトンクライアントサービス フリーダイヤル 0120-00-1854)

森を想起させる有機的なフォルムに、伝統のミステリーセット技法を施したリング。「フォレリング」(WG×RG×エメラルド×ダイヤモンド)5702万4000円(参考価格)/ヴァン クリーフ&アーペル(ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク フリーダイヤル 0120-10-1906)
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『KATEIGAHO JOURNAL(家庭画報 ジャーナル)』
2025年9月6日発行号(非売品/Free)

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