〔特集〕人・文化・自然を愛し、颯爽と輝く女性たち「“芦屋ライフ”拝見」 山と海、両方の自然に恵まれ、豊かな文化が根づく街・兵庫県芦屋市。ここで出会った女性たちは、自分なりの価値観と目標を持ち、人との繫がりを大切にし、日々の暮らしを生き生きと楽しんでいました。芦屋を拠点に仕事にもプライベートにも意欲的に取り組む3人の“芦屋ライフ”をお届けします。
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四季折々の花と樹木に囲まれて自然を敬い、愛でる暮らし
寺谷真由美さん(スリィ インフィニティー代表取締役社長)
寺谷真由美さんのご自宅は、芦屋の中でもとりわけ自然豊かな瀬戸内海国立公園六甲地域の奥池地区にあります。
広大な庭で花や樹木を丁寧に観察し、管理するのが寺谷さんの日課。「弱っていた子が復活したり、細かった子が逞しくなったのを発見すると、勇気をもらいます」。まさに子育てと同じ感覚です。
この景色、癒やされるでしょう? 朝摘みのハーブを添えた料理、召し上がれ(寺谷真由美さん)

目覚めたときお天気なら、迷わずテラスで朝食を。泊まりで遊びに来た友人、ヘア&メイクアップアーティストの山本浩未さん(右)と会社社長のシルベスタ典子さんをテーブルへ。
特に熱心に栽培しているのがバラ。「5年前、コロナ禍のある日、初めて育てたバラの苗が花をつけました。あまりの美しさにびっくり。バラが咲いただけでこんなにモチベーションが上がるなんて! “幸せは遠くを探さなくても身近にあるよ”と教えられました」。
バラが咲いた──。それだけで、こんなにモチベーションが上がるなんて(寺谷真由美さん)

バラをはじめ色とりどりの花々で埋め尽くされる庭。日々育つ花々の世話は一日も欠かせず、「風邪なんてひいていられません」。
晩秋、樹木が振り落とす大量の落ち葉は栄養たっぷり、ふかふかの腐葉土になります。無駄のない植物の営みに敬意を払い、寺谷さんは、芦屋市が子どもたちに呼びかけて推進する腐葉土づくりプロジェクトの企画・運営にも参加。「土に触れると元気になるのは、大人も子どもも、植物も同じですね」。
成長し続け、完成しない。庭の自然も仕事も同じ
寺谷さんの植物への向き合い方は、経営するビューティサロン「ホワイトハウス」での接客にも通じます。
ビューティサロン「ホワイトハウス」
「お客様一人一人の様子を丁寧に見て、喜んでいただけたかな、足りないことはなかったかなと振り返ります。ご来店されたときより明るい表情で、足取り軽くお帰りいただけるように」。
庭の花を飾った部屋でお気に入りの植物図鑑を眺めるくつろぎの時間。
特に賑やかなわけではないけれど、ご自身の感性と共鳴する唯一無二の店が点在する芦屋を離れたくないという寺谷さん。
スタッフと一緒に花を飾るのもホワイトハウス開店前の大事な仕事。赤いバラは、この日の朝、自宅の庭で摘んだ「ルージュ ピエール ドゥ ロンサール」。花に触れていると心が落ちつき、お客様を迎える表情も穏やかに。
これからも地域に溶け込み、昔からのお客様に長く愛され続ける店でありたい──。「そのために私自身も含め、スタッフ全員が今日より明日、少しずつでも成長し続けなければ。これで完成ということがないのは仕事も庭も同じですね」。
安全性の高い材料や水にこだわり抜いて自社開発したヘアケア製品と美容液。左から、オーガニックシャンプー、エイジングケアオイル、オーガニックトリートメント。
お母様から引き継いだ店は創業60年を迎えました。当時二十歳だったお客様が、80歳になった今も通い続けているそうです。
ホワイトハウス 芦屋さくら並木店住所:兵庫県芦屋市茶屋之町2-4
電話:0797(38)3371
https://wh-style.com/salon/ashiya/(次回へ続く。
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