〔特集〕名門避暑地の「今」を楽しむ 美食とアートに集う 軽井沢 標高1000メートルの爽やかな空気のもと、喧騒から離れて静かに自然と親しむひとときは、軽井沢ならではの贅沢な時間。その一方で、リラックスしながらさまざまなジャンルの上質なエンターテインメントを楽しめるのも、名門避暑地らしい魅力です。音楽、スポーツ、ファッション、そしてアートと食……カルチャーを軸に豊かな交流が生まれ、世代や職業を超えて繫がる。軽井沢がもたらす心豊かな「夏」へとご案内します。
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軽井沢の芸術文化を育む場所へ
軽井沢は、アートや音楽が身近にある街 ── 。昔から愛される美術館や音楽会の場から、新しく誕生したギャラリー、さらにこの夏楽しめるイベントをご案内します。
軽井沢発 ロメロ・ブリットの常設ギャラリー
BRITTO KARUIZAWA
《ルネッサンス・マン》の前に立つロメロさん。作品は、ペインティング、BRITTOダイヤモンドダストと呼ばれる装飾を施した限定版の版画などがある。
ロメロ・ブリットさん(Romero Britto)1963年ブラジル・レシフェ生まれ。幼少期から新聞紙などに独学で絵を描く。1988年アメリカ・マイアミに移住。翌年「アブソリュート・ウォッカ」の「ラベル・アート」に選出され、キュビスムとポップ・アートが融合した作品が世界中の注目を集めた。2010年FIFAワールドカップの公式ポスターも手がけた。
ギャラリー内には、世界でも稀なオリジナルカラーパターンを使ったディズニーとの公認コラボ作品やソニックとのコラボ版画、ペットグッズなども多数。
旧軽井沢銀座通りに2025年4月12日にオープンした「BRITTO軽井沢」。マイアミを拠点に、世界のポップ・アート・シーンを牽引するロメロ・ブリットさんの作品を扱うギャラリーです。
ドアから入ると、ロメロさんを模したぬいぐるみがお出迎え。
ロメロさんは、1963年ブラジル生まれ。1988年にアメリカ・マイアミに移り住み、偶然「アブソリュート・ウォッカ」の重役と出会い、作品がラベルに採用されるという幸運に恵まれました。その後もディズニーやコカ・コーラなど、数々の世界的企業とのコラボレーションに採用されています。
《ゴールデン・ハット》フィンセント・ヴァン・ゴッホの《麦わら帽子の自画像》からインスパイアされた作品。
著名人のポートレート・シリーズでも知られ、チャールズ英国王夫妻や故フランシスコ教皇にも、作品を直接届けています。最近では大谷翔平選手のポートレートを手がけて話題に。名画をポップに翻案した作品も人気です。
《「聖なる晩餐」/ ホーリー・サパー》レオナルド・ダ・ヴィンチの《最後の晩餐》をユニークにアレンジ。
色鮮やかなハッピー・オーラを放つ作品が、軽井沢を明るく照らします
オープニングにはロメロさんが来場2025年4月12日のギャラリー・オープンには、ロメロさんが旧軽井沢銀座通りに歩いて登場。テープカットなどのセレモニーとパーティが華やかに行われました。
BRITTO(ブリット)軽井沢住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢643-1 KYUKARU GALLERY 1階
TEL:0267(46)9920
営業時間:9時~18時