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[ブシュロン]新作ハイジュエリー「インパーマネンス」にパリで出合う 市川染五郎 自然の煌めきとの共演

2025.08.01 | PR

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凜として繊細なアザミの生命力を永遠の命に昇華させる匠の技

写実的なアザミの表現は革新的な技術の結晶。トゲ状の花冠の写実性は3Dプリント技術を用い、バイオ由来の樹脂によって表現。その内側に惜しみなくあしらわれた無数のダイヤモンドは一つ一つを縫い込んでゆく「クチュールセッティング」という画期的な技術によるものです。

「コンポジション No.5」アザミ(WG×ダイヤモンド6757石×ホワイトセラミックコーティングほか)1億8876万円(アザミとカブトムシ 合計予定価格)/ブシュロン ジャケット(参考商品)/ボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)その他/スタイリスト私物


光から闇へと移ろう自然の儚き一瞬を、永遠の輝きに変える「ブシュロン」の魔法。日本の華道と侘寂の美学に着想を得て誕生したハイジュエリーを、歌舞伎界の若手スター 市川染五郎さんがまといます。舞台はパリ・ヴァンドーム広場の歴史ある本店。
特別な空間で繰り広げられた、和と洋、伝統と革新が響き合う至高の共演をお届けします。

凜として繊細なアザミの生命力を永遠の命に昇華させる匠の技

究極の革新精神が可能にした 自然美の華麗なる化身

ブラックDLC(ダイヤモンドライクカーボン)、セラミック、チタン、アルミニウムなどの素材を駆使しつつ、色彩と質感のコントラストを引き立て、ハイジュエリーの新境地を開いた名品。アイリスも藤も単体でブローチなどとして身につけることができます。

「コンポジション No.3」アイリス、藤、クワガタムシ(WG×ダイヤモンド×ブラックスピネルほか)3億5904万円(予定価格)/ブシュロン

コレクションに鼓動を与える愛しき生けるものたち

コレクションに鼓動を与える
愛しき生けるものたち

全22作品、6つのコンポジションで構成される「インパーマネンス」をさらに魅力的なものにしているのが昆虫の存在。毛虫の可動構造などに技術の粋が表れています。

クワガタムシ「コンポジション No.3」(WG×ダイヤモンド×チタン×ブラックDLC)、毛虫「コンポジション No.4」(WG×ダイヤモンド×ブラックスピネル×合成繊維)、カブトムシ「コンポジション No.5」(WG×ホワイトセラミックコーティング×ダイヤモンド)/すべてブシュロン タートルニット12万6500円/イレブンティ(三喜商事)

移ろいゆく一瞬の美、儚さへのオマージュ

IMPERMANENCE (インパーマネンス)

移ろいゆく一瞬の美、 儚さへのオマージュ

ブシュロンの「カルト ブランシュ」コレクションは、仏語の意味「白紙委任状」が示すとおりクリエイティブディレクター、クレール・ショワンヌがすべての制約から解き放たれて創造するハイジュエリーの新境地です。同コレクションで発表された新作「インパーマネンス」は透明な世界から徐々に陰を帯び、漆黒の造形へと移りゆく6つのコンポジション。植物と昆虫をモチーフとし、多様な装着とオブジェとしての鑑賞が可能なアート作品です。

「コンポジション No.4」シクラメン、オーツムギ、毛虫、蝶(WG×ダイヤモンド×ブラックスピネル×ロッククリスタルほか)3億4056万円(予定価格)/ブシュロン

風の揺らぎまでもとらえたサヴォワールフェールの至芸

風の揺らぎまでもとらえた サヴォワールフェールの至芸

オーツムギのしなやかさもさることながら、シクラメンの花びらの表現は圧巻。ステンドグラスを思わせるような形状やサイズの異なる表情豊かなダイヤモンドの見事なセッティングはホワイトゴールドの存在が全くわからないほど限りなく透明。それでいてこの上なく豊かな煌めきを放ちます。

ジュエリーは上写真(コンポジション No.4)より、シクラメンとオーツムギ/ブシュロン

光と闇のはざまで薫り立つ幽玄なるマグノリアの存在感

光と闇のはざまで薫り立つ 幽玄なるマグノリアの存在感

あたかも“名残”を象徴するがごとく、花びらは輪郭のみ。対して、スノーセッティングのダイヤモンドで包まれた可動する枝ぶりの確かさにドラマチックなまでの美が宿っています。花器とともに愛でるもよし、ヘッドジュエリーやネックレスとしても楽しめる大作です。

「コンポジション No.2」マグノリア(WG×ダイヤモンド×アルミニウムほか)2億8380万円(マグノリアとナナフシ合計予定価格)/ブシュロン

光が消失する瞬間闇の深淵へと誘う有終の美

光が消失する瞬間 闇の深淵へと誘う有終の美

コレクションのフィナーレを飾るのはブラックホールのごとき闇の世界。ポピーに施された特殊コーティング「ベンタブラック®」は可視光の99.965パーセントを吸収し、立体感を消し去ることで観る者を異次元へ誘います。

「コンポジション No.1」ポピー、スイートピー、蝶(WG×アベンチュリンガラス×ガラス×オニキス×ブラックスピネル×ダイヤモンド×チタンほか)1億3332万円(予定価格)/ブシュロン

染五郎が体感する究極の美
ハイジュエリーと
歌舞伎が時空を超えて響き合う

特別な「共演」を終えて、市川染五郎さんはその思いを語ってくれました。

「限りなく、原点に近い到達点を見たという感じがしました。人間の感性やセンスが時代によって移り変わる。その周期のようなものがあるとすれば、到達点に辿り着き、それがまた新しいサイクルに向かってゆくそのはざまのポイントにいるような、究極の美しさを感じました」

このコレクションは、日本の伝統に着想を得たもの。歌舞伎役者である染五郎さんは格別の共感を抱いていました。

「様式的な表現が型として守り伝えられてきた歌舞伎と通じるところを感じましたし、逆に違うところをいうのが難しいくらい、リンクする精神を感じました。舞台は演じた先から消えていってしまう儚さがある。だからこそ、今この瞬間に魂を込めて演じる。舞台上で、その役、その人物の人生を生きるという自分自身の過程と重ね合わせて見ることができたのが今回のジュエリーでした」

そして、美しさの本質は、国や言語を超える普遍的な力を持つと、染五郎さんは確信しています。

「究極の美しさは、全世界の方が感じ取れるもの。それを伝えられる歌舞伎役者でありたいと改めて思った時間でした」

市川染五郎

(いちかわ・そめごろう)

2005年生まれ。十代目松本幸四郎の長男。2007年歌舞伎座『侠客春雨傘』で初御目見得。2009年歌舞伎座『門出祝寿連獅子』で四代目松本金太郎を襲名し、初舞台。2018年歌舞伎座での高麗屋三代襲名披露公演で八代目市川染五郎を襲名した。

撮影/伊藤彰紀 <aosora> スタイリング/中西ナオヘア/遠山智映メイク/御幸剛コーディネート・文/鈴木春恵

『家庭画報』2025年9月号転載。記載の価格は記事公開時点のものです。

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