
二十四節気の「大暑」、一年で最も気温が高い頃です。そして、夏の土用の時期でもあります。
春夏秋冬それぞれにある「土用」の中でも、立秋の前の18日間を指す夏の土用は古くからよく知られ、大切にされてきました。夏バテ対策の滋養強壮にうなぎを食べることでもお馴染みですよね。

気温も湿度も高くて、なんだか体が重だるい…。そんな不快指数が高い日はきゅうりを食べましょう。きゅうりは体の湿も熱も取り除き、重だるさを解消してくれます。さらに、潤いを生み出し、渇きを止める効果もあるので、汗をかいて潤いが不足し、渇きを感じたときにも最適。このナムルは、体内の余分な水を排出してスッキリさせる食材の組み合わせで作ります。
●材料と作り方
1)乱切りしたきゅうり、わかめ、千切りのしそをボウルに入れる。
2)すりおろしにんにく(少々)、ごま油(少々)、酢(大さじ1)、醤油(大さじ1)、鶏がらスープ(小さじ1)、白ごま(小さじ1)と、ちぎった海苔を和える。
久保奈穂実(くぼ・なおみ)
国際中医薬膳管理師。漢方アドバイザー。ハードな生活で身体のバランスを崩した際に漢方薬に助けられた自身の経験から興味を持ち、中医学と薬膳を学ぶ。現在、成城漢方たまりで年間約2000人の漢方相談・薬膳講師を行っている。著書に『1日ひとつ、疲れが消える おいしい漢方365』『おいしい漢方365 いたわりスープとごほうびドリンク』(ともに世界文化社刊)。SNSで発信するやさしい養生知識や、簡単薬膳レシピも大好評。X:@naominkubo /Instagram:@naomin_yakuzen
レシピ、食材の薬膳・漢方知識、ツボなど「365」の情報を掲載した大人気シリーズの第2弾。今回は身近な食材で簡単にできるスープ、ドリンクのレシピに特化した内容です。液状の食事は消化に優れ、吸収率も高いので養生食としてぴったり。
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※この記事は、久保奈穂実『おいしい漢方365 いたわりスープとごほうびドリンク』を再構成しています。