〔特集〕駅弁発売140年 ふるさと自慢が勢揃い 47都道府県「駅弁」博覧会 地域を象徴する食材や独自の調理法で作られた料理が詰められた駅弁は、旅の高揚感とともに郷愁も誘う何とも魅力的なアイテムです。47都道府県、美味なる旅のお供が大集合。編集部が厳選した「駅弁」博覧会の開幕です。
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各地の知事がすすめる我が故郷のご自慢美味
流通事情がよく、どこにいても全国各地の食材に触れる機会が多い時代ですが、現地を訪ねるからこそ最高の味わいを体験できるブランド食材や名物がまだまだ存在します。郷土自慢の駅弁や、現地で「おいしいね!」を表す方言とともに教えていただきました。
【質問】
・「今、イチ推し」ブランド食材 ・知事の“推し駅弁”/土地名物の行楽弁当 ※回答のあった自治体のみ掲載しています。
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青森県 宮下宗一郎さん
「たんげ、めぇ!」「やだら、うめぇ!」
「今、イチ推し」ブランド食材回答:青森県独自のさくらんぼ品種「ジュノハート」。旬の時期は6月下旬頃から3週間程度。鮮やかなルビー色の果実は、国内最大級の大きさを誇り、可愛らしいハート形が特徴。弾むような食感と上品な甘さが楽しめる逸品です。また、冷涼な気候を生かして生産される「野辺地葉つきこかぶ」は、6月〜10月頃が旬。身が柔らかく、じゅわっと口の中に広がる感覚と甘さはまるで果物。ぜひ「生」でお召し上がりください。
宮城県 村井嘉浩さん
「うめな〜」
「今、イチ推し」ブランド食材回答:水揚げ時に活けじめや神経じめを行った、宮城県産養殖銀鮭の最高級ブランド「みやぎサーモン」。刺し身やレアに仕上げたカツがおすすめです。そして夏の美味といえばほや。五味(甘味、塩味、苦味、酸味、うま味)のすべてが凝縮されているといわれ、味覚を研ぎ澄ませて味わっていただきたい食材です。
知事の“推し駅弁”/土地名物の行楽弁当回答:「牛たん弁当」。仙台駅3階に牛たん通りがあり、各社それぞれのおいしい弁当が販売されています。
山形県 吉村美栄子さん
「んまい!」「んまえ!」「んめ!」
「今、イチ推し」ブランド食材回答:我が県は全国生産量の約7割を占める「さくらんぼ県」です。2023年には大玉の新品種「やまがた紅王」がデビュー。500円玉より大きく、着色よくつややかな見た目と甘い味わいが特徴です。そして15年連続で食味ランキング最高位の特Aを獲得している「つや姫」はおにぎりにぴったり。その弟君「雪若丸」はカレーライスに日本一合うといわれているお米です。
知事の“推し駅弁”/土地名物の行楽弁当回答:お米や山形牛をはじめ、県産食材を使ったお弁当はどれも絶品です!
福島県 内堀雅雄さん
「うめぇない!」
「今、イチ推し」ブランド食材回答:香りが立ち、強い甘みを持ちながら、ふんわり柔らかく炊き上がる「福、笑い」は、個性的な食感・食味が持ち味の県トップブランド米です。出荷前の90日間、県産酒粕パウダーを与えて肥育する「福粕花(ふくはっか)」は肉質等級5等級の福島牛のトップランナー。柔らかくジューシー、脂の甘みが強いのが特徴です。県が開発したいちご「ゆうやけベリー」は、橙がかった赤色で美しい大粒の円錐形で、糖度が高く、酸味が控えめで、甘さがぐっと際立つ味わいが特徴です。
茨城県 大井川和彦さん
「うまかっぺ!」
「今、イチ推し」ブランド食材回答:2022年に誕生した「常陸牛 煌(きらめき)」、専用肥料で育て上げる豚「常陸の輝き」、伝統的な猟法「むそう網」で捕獲した「常陸国天然まがも」、独自基準で定めた鮮度95%以上の「常陸乃国しらす」など、独自のブランド基準を設定し、厳格な品質管理を徹底したオリジナルブランド食材「常陸国食材シリーズ」にご注目ください。
知事の“推し駅弁”/土地名物の行楽弁当回答:すき焼き風に味つけした常陸牛を贅沢に盛りつけた「常陸牛 牛べん」はJR東日本「駅弁味の陣2023」で盛付賞を受賞。牛肉のおいしさを満喫できる、大人気の駅弁です。
ボリューム満点! 茨城県「常陸牛 牛べん」。