〔特集〕愛しのカフェ「新緑、名建築、アートも楽しめる心地よいカフェ」 今、カフェは百花繚乱の時代緑溢れるテラス席が人気のカフェ、落ち着いた空間が魅力の名建築カフェ、スイーツ目当てに行きたいカフェなど、個性溢れる22軒をご紹介します。
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俳優・石黒 賢さんと東京の注目カフェ巡り
ニブ【東京・日本橋兜町】
シェフの眞砂さんの軽妙洒脱な解説により、カカオの魅力を発見。
カカオの魅力を発見するシェフズテーブル・カフェ
次に訪れたのは、カカオの新たな可能性の探求をテーマとする、新スタイルのカフェ。
奥行きのあるカウンターテーブルをはじめ、カカオの皮を練り込んだ壁など、インテリアも眞砂さん自身が考案。
渋沢栄一邸跡地に東京株式取引所が1928年に建築した「日証館」の1階。
「ニブ」は、シェフの眞砂翔平さんの解説を聞きながらチョコレートだけではないカカオの味を体験する、ラボのような場所。自分でカカオをローストし、砕く体験もできます。
右・茶蓋を開けるとカカオの香りが広がる。左・カカオのローストを体験。
まずは、水出ししたカカオのお茶をひと口。しばし沈黙する石黒さん。
「……おいしい。おいしいのですが、この味を表現する的確な言葉が見つからない」。
未知の味と香りに遭遇中の石黒さん。
石黒さん着用のシャツ21万7800円/イレブンティ(三喜商事)
未知の味覚が開いた驚きが、眞砂さんの話を聞き、小菓子、メインと食べ進むうちに次第に喜びへと変わっていきます。
「まるで舌が冒険しているような面白い経験でした。ぜひ再訪したいですね」。
「カカオのデザートコース」5500円。上から時計回りに、メイン「海とカカオのマリアージュ」、「水出しカカオの豆茶風」、「小菓子」8種。
nib住所:東京都中央区日本橋兜町1-10日証館1階
TEL:03(6206)2568
予約制
定休日:水曜
石黒 賢(いしぐろ・けん)1966年東京都生まれ。高校3年時に『青が散る』に主演しデビュー。ドラマ、映画、舞台のほか、テニス番組のスペシャルナビゲーターとしても活躍。2025年5月6日から5月16日まで、鴻上尚史演出の舞台『反乱のボヤージュ』(新橋演舞場)に出演。絵本の翻訳も手がける。
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