ヘア&メイクアップ アーティスト 尾花ケイコの眉「立て直し」レッスン 第4回 眉は顔の中で最も影響力が大きいパーツ。瞳の存在感を引き立たせ、顔立ちの印象や若々しさまでも左右します。尾花ケイコさんが家庭画報世代にとっての大切なポイントをわかりやすく解説します。
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【まろ眉代表】藤本亜矢子さん(クリニック経営・カウンセラー)

ピアス26万4000円 ネックレス24万2000円/ともにロイヤル・アッシャー(ロイヤル・アッシャー カスタマーサービス) ブラウス/スタイリスト私物
【普段のメイク】下がった眉尻の毛をカットしているため、「まろ眉」に。もともと薄い眉に明るい色のパウダーとマスカラを使っているので全体的に弱々しく、目もとが寂し気です。
「毛のない眉尻はパウダーで土台を描き、リキッドペンでリアルな毛を再現」
「濃い眉メイクは似合わない」という理由で淡い色をチョイスしている藤本さんですが、尾花さんは「陰影のあるグレイッシュなブラウンにチェンジして目もとに存在感を出しましょう」と提案。眉下を描き足し、重要な「引き締めゾーン」をぼかす基本のテクニックで眉と目の距離を縮め、目力を強めました。
リキッドペンで眉尻に“疑似毛”を描く
斜め下へ毛が生えている方向に、理想的な眉毛を植毛するように、眉尻に描き加えます。
眉頭の毛の存在感を高める
マスカラは透明タイプを使用。色がつかなくてもハリ、艶、毛流れで生き生きとした印象に。
肌になじむ色で下辺をしっかり強調
眉頭から1センチ外側の毛が重なっている所から眉山の下まで、まっすぐに描いて太らせます。
使用アイテム

1.透ける影色で自然になじむ、ニュアンスあるブラウンのグラデーション。ルナソル スタイリングアイゾーンコンパクトN 02 6050円/カネボウ化粧品(2025年3月7日発売) 2.なじみのいいアッシュブラウンの極細筆のリキッドペンと、小回りのきくブラシで毛をしっかりと立ち上げる透明マスカラが1本に。メイベリン ビルダブロウ 04 1969円/メイベリン ニューヨーク
毛のない眉尻はパウダーで描いてから、リキッドペンで擬似毛を描きます。2つのアイテムを使うことで自然な濃淡が生まれ、あたかも毛が生えているような仕上がりに。「太く、存在感が増したのに顔になじんでいてバランスがいいですね。目が大きく、フェイスラインが引き締まって見えます」と藤本さん。
(次回へ続く。)
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