ヘア&メイクアップ アーティスト 尾花ケイコの眉「立て直し」レッスン 第3回 眉は顔の中で最も影響力が大きいパーツ。瞳の存在感を引き立たせ、顔立ちの印象や若々しさまでも左右します。尾花ケイコさんが家庭画報世代にとっての大切なポイントをわかりやすく解説します。
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尾花式メイクで家庭画報読者が眉を「立て直し」しました
「細眉」と「まろ眉」、家庭画報世代に多い眉の年齢変化をメイクで立て直す実践編。自眉を生かしつつ自然な太眉に仕上げるテクニックを、実例を通して伝授します。
【細眉代表】内田真由子さん(画廊オーナー)

ワンピース6万4900円/4298シヅカコムロ ピアス28万6000円 ネックレス16万5000円/ともにロイヤル・アッシャー(ロイヤル・アッシャー カスタマーサービス)
【普段のメイク】形はストレートを意識し、枠からはみ出した毛をカット。ペンシルで輪郭を描いてから中を塗りつぶしています。色が明るいので、ぼんやりとした印象です。
「眉下半分を濃く描き、引き締めて赤みで柔らかなニュアンスもプラス」
「家庭画報世代は内田さんのように毛を抜いたり切ったりを繰り返した結果、細眉になった方が多いです。明るい太眉を意識されているのにしっくりこないのは、ペンシルで輪郭を縁取っているから。パウダーで自然に太さを出しましょう」と尾花さんがアドバイス。
同系色のマスカラで毛流れを調整
内田さんの眉は毛そのものに太さがあるので、パウダーと同系色のカラーマスカラで和らげつつ、立体感を醸します。
眉下を中心に眉を太らせる
弓なりの形を直線ラインに補整。眉と目の幅が狭いため上下太さを出しましたが眉下はパウダーを重ねて引き締めを。
使用アイテム

1.薄く密着するワックスベースとパウダーの重ねづかいでふんわりとした奥行き感が出ます。アイブロウ デュオ パレット WN50 4180円/エレガンス コスメティックス 2.毛に存在感を与えて美しい毛流れを演出。眉と顔になじむ、抜け感のある赤みグレージュ。カネボウ スタイリングアイブロウフィクサー EF3 3300円/カネボウインターナショナルDiv.
眉の毛流れは、立体感を生むだけでなく、左右差の補整にも役立ちます。「内田さんは毛を短くカットしていたので、ワックスアイブロウで全体のベースをつくり、引き締めたい下半分はパウダーを重ね、質感の違いで眉本来の濃淡を表現しています。目鼻立ちがはっきりしていて、髪の色も明るめなので強い色は避け、優しい赤みブラウンで仕上げました」。
(次回へ続く。)
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