2025年、輝くひとのきもの正月 新年号の名物企画「きもの正月」特集をバージョンアップでお届けします。十二支の中でも繁栄を象徴し、才能と運勢に恵まれるといわれる「巳」年生まれの皆さんに加え、2025年にさらなる活躍が期待される素敵なお二人が、個性あふれる華やかな着物姿で登場です。お仕事にかける思いや、今年の抱負、新たな挑戦を伺いました。
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木戸大聖さん
「きものに金髪、大丈夫かな?と不安でしたが、絶妙な配色のきものに助けていただきました。青が本当にきれいですね」と話す木戸大聖さん。周囲をパッと明るくする天衣無縫の笑顔が、与那国花織によく映えます。
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日本の最西端、与那国島で織られた与那国花織のきものは、藍の濃淡の段を織り出しながら、浮織を施した美しく趣味性の高い柄が特徴。人間国宝・甲田綏郎(こうだよしお)作の乱縞を織り出した、上品で堅牢な織りの袴を合わせて。ダブルケープコートを羽織れば、アクティブなきもの姿に。きもの・帯・袴・コート・ハット・小物一式/銀座もとじ 男のきもの 履物/銀座ぜん屋本店
「作品の数だけ進化し続けて、いつか木戸大聖が出るなら見てみたい、そう思ってもらえる役者を目指したい」
ドラマ好きの母とテレビを見るうちに、俳優になる夢が芽生えたという28歳が一躍注目されたのは、主人公の若き日を瑞々しく演じた配信ドラマ『First Love 初恋』。今年も話題作への出演が相次ぎ、愛されキャラで人気を集めています。
でも実は「ゴリゴリの負けず嫌い」だとか。「僕はスポーツでも何でも、自分よりできる人を下から見上げて、どうしたら近づけるかを考えながら練習してきた努力型で、思うようにできない自分への悔しさが今でも原動力。ラグビーで、そんな性格に鍛えてくれた父にも感謝したいです」。
好きなゴルフで2024年初めて80台を出せたのも、努力の賜物。憧れの小栗 旬さんら事務所の先輩とラウンドすることも多く、会話や背中に滲むその生き方や芝居への情熱に刺激を受けていると語ります。
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「作品の数だけ進化し続けて、いつか僕も “木戸大聖が出るなら見てみたい” と思ってもらえる役者になりたいです。人に目指してもらえるような俳優像を新たに作れたら」「新たな表情を届けていきたい」という2025年。
2025年1月にはバンドのヴォーカル役に挑むNHKのドラマ、2月には詩人・中原中也役を演じる映画『ゆきてかへらぬ』が公開予定です。憧れの人を見上げつつも、唯一無二の道を志す頼もしき挑戦者から、ますます目が離せません。
木戸大聖(きど・たいせい)1996年福岡県生まれ。2017年俳優デビュー。2018年からNHKBSプレミアム『おとうさんといっしょ』に3年間レギュラー出演。その後、ドラマなど活動の幅を広げ2022年にNetflixの配信ドラマ『First Love 初恋』で一躍人気に。2025年1月より放送のNHK夜ドラ『バニラな毎日』と、2月公開の映画『ゆきてかへらぬ』にも出演。
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