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アルツハイマー型認知症との関連でも注目される脳の毒「アミロイドβ」。排出を促すために日常生活でできること

2024.11.13

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ストレス・不調を消す 心と体の毒出し習慣 肩こりなどの痛みや、イライラ、物忘れ、ネガティブな感情になったりするのは、体内に老廃物(毒)がたまっているせいかもしれません。無意識のうちに心身にたまってしまう毒を "出す"習慣を身につけて、幸福感に満ちた毎日を。前回の記事はこちら⇒ ※この記事は、発売中の『からだにいいこと』2024年12月号より一部抜粋・再編集しています。


教えてくれたのは…加藤俊徳先生加藤俊徳先生

加藤俊徳先生

脳内科医。「脳番地トレーニング」の提唱者であり、脳の病気のほか、脳画像からの長所、短所など脳個性鑑定の技術を持つ。著書に『脳の毒出しスープ』(宝島社)他。

脳の老廃物・アミロイドβを排出させるには?

「物忘れがひどくなった、怒りっぽくなったと感じるのは、脳に毒がたまりつつあるサインと考えましょう」と、脳内科医の加藤俊徳先生。

脳に老廃物・アミロイドβがたまっていくと、毒性を持ってきます。アミロイドβは睡眠中に多く排出されますが、睡眠の質の低下などで排出が追い付かずに蓄積されることで、記憶や感情をつかさどる部位が衰えることに。

アミロイドβとは──

「アミロイドβ」は脳内で作られる老廃物。髄液などに排泄されず、蓄積すると脳の神経細胞を弱らせ、アルツハイマー型認知症の引き金になるとも考えられています。

不健康な食生活やス卜レスなどによけヽ40 代から毒が蓄積。脳に毒が溜まりすぎて症 状が出る場合は、感情や記憶をつかさどる 部位から不調となつて表れ、イライラや物忘 れをしやすくなります。

不健康な食生活やス卜レスなどにより、40代からアミロイドβが蓄積。脳に溜まりすぎて症状が出る場合は、感情や記憶をつかさどる部位から不調となって表れるため、イライラや物忘れをしやすくなります。


アミロイドβの排出を促すために、加藤先生がおすすめするのが「脳の毒出しスープ」。

「鮭などに含まれる『プラズマローゲン』と、卵黄などの『レシチン』といった栄養素が、脳の毒出しには効果的。プラズマローゲンには脳の神経細胞をつなぐ働きがあり、レシチンは神経細胞を活性化させます。老廃物の排出を促す水分を同時に摂取するのもポイント。毒が消えれば脳の機能が高まり、記憶力が復活。感情も安定しますよ」(加藤先生)。脳の毒が消えれば、脳の機能が復活ヽ記憶力が 向上し、認知症を遠ざけます。またヽ感情 が安定するので、イライラからも解放されてヽ ストレスな〈生活ができるようになります。

アミロイドβは食事による栄養素によって排出を促すことが可能。抗酸化作用のある野菜を一緒に摂ればより効率的に脳のおそうじができます。



【デトックス食材】鮭

鮭は認知症予防に欠かせない栄養素「プラズマローゲン」を含有。脳の神経細胞をつなぐ働きがあり、認知機能の改善に役立ちます。〔置き換え食材〕ほたて/たこ


【デトックス食材】卵

卵黄などに含まれる 「レシチン」によって脳からの指令を神経に伝える働きが活発に。 記憶力が向上し、物忘れも防止。〔置き換え食材〕大豆/鶏レバー/ピーナツ

【脳の健康をキープ】水
脳の65%は水分なので、 正しく機能するには水は必須。脳内にたまった老廃物を排出する役割も果たします。

さらに…脳の機能を高めるお助け食材

小松菜
カルシウム含有量が多いのが特徴。脳細胞間の伝達を活性化。

にんにく
ビタミンB群が新しい細胞の生成を助け、神経や脳の働きを促進。

干ししいたけ
豊富なビタミンDが脳神経の発達を促し、認知機能低下を予防。

脳のデトックスに最適!!「鮭と卵のおかずスープ」の作り方

●材料(2人分)
生鮭…1切れ
卵…2個
小松菜…1束
干ししいたけ…2枚
にんにく…1かけ
ごま油…小さじ2
水…600ml
中華スープの素…大さじ1と1/2
塩、こしょう…各少々

●作り方
1)鮭は大きめのひと口大、小松菜は長さを3等分くらいに切り、干ししいたけは水で戻して薄切りにする。にんにくはみじん切りにする。卵は溶いておく。

2)鍋にごま油を入れて中火で熱し、にんにくを炒める。香りが立ったら鮭を加えて表面の色が変わるまで炒める。 小松菜、干ししいたけを加えてしんなりとしたら、水を加える。

3)沸騰したらアクを取り、中華スープの素を加える。沸騰しない程度の弱火で10分ほど煮込む。塩、こしょうで味をととのえたら、溶き卵を回し入れて火を止める。

『からだにいいこと』の記事一覧はこちら>>


『からだにいいこと』2024年12月号

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●公式サイト「からだにいいことWeb」
URL:https://www.karakoto.com/

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この記事は、『からだにいいこと』2024年12月号の内容を抜粋・再構成したものです。監修/加藤俊徳 イラスト/わかばやしたえこ

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