〔特集〕20世紀&21世紀にグルマンを魅了 世界のスーパーシェフ列伝 美食は時代を映す鏡──。フランス料理を起点に、卓越した才能で各時代を牽引したスーパーシェフたちの功績と美食界の進化を辿る旅へとご案内します。
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アラン・シャペル(1937~1990)
一流が惚れる一流。孤高のシェフとして君臨
フェルナン・ポワンのもとで修業し、「市場の料理」の哲学を学ぶ。1967年、30歳でリヨン近郊、ミヨネーにある両親の店を継ぎ、1973年に3つ星を獲得。近隣の生産者に対して強い敬意を払い、高いカリスマ性、深い思索を持ち合わせる完璧主義者。「厨房のダ・ヴィンチ」と呼ばれ尊敬を集めるとともに、アラン・デュカスら次世代を担う重要な料理人を育てた。日本とも縁が深く、1981年には神戸ポートピアホテルに出店している。
【主な弟子】
音羽和紀、三國清三(四谷「オテル・ドゥ・ミクニ」)、アラン・デュカス
(次回に続く。
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