2024年3月30日、「ラルフ ローレン ホーム 表参道」で家庭画報ドットコム会員の皆様を招いて特別なイベントが開催されました。ゲストには、杏林大学名誉教授・医学博士であり日本催眠学会名誉理事長でもある古賀良彦先生とテーブルコーディネーター、インテリアスタイリストの横瀬多美保さんが登場。心地よい眠りを考えるトークショーの模様をお届けします。
古賀良彦(こが・よしひこ) 写真・右 杏林大学名誉教授・医学博士。1971年慶應義塾大学医学部卒業後、同大学医学部精神神経科学教室を経て、1976年杏林大学医学部精神神経科学教室に入室。1999年同教室主任教授。2016年に教授職を退官。専門は、睡眠障害と関連が深い統合失調症、日本催眠学会名誉理事長、日本薬物脳波学会副理事長なども務める。
横瀬多美保(よこせ・たみほ) 写真・左 テーブルコーディネーター、インテリアスタイリストとして女性誌や料理本などで活躍。新旧、和洋を自在に織り交ぜた、モダンでエレガントな世界観にファンが多い。著書に『テーブルコーディネートから始まる 美しい暮らしのインテリア365日』(世界文化社刊)。
会場となった「ラルフ ローレン ホーム 表参道」は、2023年12月にオープンしたラルフ ローレン ホームコレクションを取り扱うスペシャリティストア。美しいデザインの上質なファブリックやテーブルウェアなどが揃います。
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「初めてラルフ ローレンの洋服を着用しましたが、初めてという気がしないくらいすぐに自分になじみました。色が好きですね」(古賀先生)。横瀬さんは、幅広い年齢層の女性に向けて作られた「ローレン」のコットンのシャツドレスを着用。「エレガントでありながらもリラックス感があって、リゾートにもぴったり」(横瀬さん)。
はじめに、参加者の皆さんにお答えいただいた「眠りに関するチェックシート」とともに、古賀先生によい睡眠とは何かを教えていただきました。
「眠り」 に関するチェックシート当てはまるものをチェックしてください。
□寝る時間は決まっておらず、毎日ばらばらである
□平日にあまり寝られないため、休日に「寝だめ」をする
□起きた時に「よく寝た」と思えない★
□寝つきが悪いことが多い★
□夜中に何度か起きてしまうことがある★
□思ったよりも早く起きてしまうことがある★
□よく昼間に居眠りしてしまうことがある
□集中力が途切れがちで、イライラすることが多い
□最近、面白そうなことがあってもあまりやる気が出ない
□自分は寝なくても大丈夫なほうだ
□眠れないのは異常ではない
□仕事が忙しいと、寝ないで夜遅くまで頑張ってしまう
1~3個 セルフケアゾーン。生活改善を日々心掛けましょう。
4~9個 セルフメディケーションゾーン。生活改善に留意しながら、自分でできる治療的な方法(睡眠改善薬など)にも目を向けて。
10個以上 本格的な睡眠障害。専門医での治療が必要です。
古賀先生は「★のついているものは特に大事な項目です。睡眠に関して一番大事なことは、朝起きて“よく眠れたな”と自覚的に思えること」とおっしゃいます。
睡眠にはホルモン、自律神経、免疫の3つを整える作用があるため、よく眠れると体の疲れが取れる、脳の記憶が整理される、体の中で傷ついた箇所が修復されるなどの効果が期待できます。具体的には、7時間以上(日本人は少なくとも6時間)、途中で目が覚めることなくよく眠ることを目指しましょう。
「心も体も、社会的にもうまくいっていることをウェルビーイングといいます。ウェルビーイングな状態になるために、人生の3分の1を占める睡眠がうまくいっていることが重要です」(古賀先生)。
寝室の環境については、「寝具の色は緊張感を与えたり刺激の強い色(赤、黒、白など)は避けましょう。淡い色などの安心感のある優しい色を」(古賀先生)。また、ほのかに人影がわかるような少しの明るさがあって、40デシベル程(図書館くらい)の音がある安心できる環境を作ることは特に高齢者で認知症がある方などにとって大事だそう。
「ランプなどの間接照明も活用しましょう。寝室の室温は18~27度くらいで、布団の中の温度はだいたい30度を超えていた方が寝やすいと思います。寝る前にアロマキャンドルを焚いてリラックスしたり、日中のストレスから離れてくつろぐ時間を作ったりする工夫も大切です。ブルーライトは目を覚ます光なので、寝る前にスマートフォンを見ることは避けましょう」(古賀先生)。
寝室は、最小限のスペースの中で最大限の美しいコーディネートを
このイベントのために、横瀬さんが提案してくださった安眠へと誘う素敵なベディングコーディネートには、2024年春夏ラルフ ローレン ホーム コレクションの最新アイテムがお洒落に取り入れられていました。「新作のHARLOW(ハーロウ)という隠れ家をイメージしたコレクションです。デュベカバーは少し懐かしい感じがするビンテージ風のブラウンの色味に、カラフルな草花や、鳥の柄などの自然界にある色を使っているので、癒される空間になっていますね」(横瀬さん)。
「BRINLY」デュベカバー(フローラル柄のブラウンのカバー)6万500円~、「OWEN」スロー ブランケット(ベージュのブランケット)137×183cm 5万2800円、「RL LINEN SOLID」シーツ(白いシーツ)キングサイズ 3万3000円、「WESTMONT」ユーロ シャム(一番奥のベージュのピローケース)65×65cm 4万4000円、「BRINLY」スタンダードシャム(フローラル柄のピローケース)50×70cm 2万6400円、「RL LINEN SOLID」ピローケース(白いリネンのピローケース)50×85cm 1万8700円、「SKYLER」スロー ピロー(左のフローラル柄のピローケースの手前に置いたピローケース)51×51cm 3万8500円、ほか参考商品/ラルフ ローレン ホーム
「カラーコーディネートのコツは、面積の広い色を一つの空間の中で繰り返すこと。例えば、デュベカバーの茶色、綺麗なスモークピンクやグリーンなどの色を取って、ピローカバーやタオル、パジャマ、サイドテーブルの上のお花などで色を繰り返すことで、センスのよい、心地よい空間を演出しています」(横瀬さん)。
間接照明はフロアタイプのスタンドライトと、テーブルランプを。「寝室には間接照明が欠かせません。夕方からランプをつけて、シェイドを通した柔らかい光を夜に繋げていくイメージで楽しんで」(横瀬さん)。
サイドテーブルのコーディネート。パチュリーやサンダルウッドを組み合わせた香りのキャンドルを灯して。ジョシュア ツリー キャンドル 9900円/ラルフ ローレン ホーム
トークショーの後には、紅茶や桜のカクテルなどのドリンクとフィンガーフードをお楽しみいただきながら、店内をショッピング。
自然光が差し込む明るい店内には、シーツやピローケース、バスタオルやパジャマなどの睡眠に関するアイテムの数々が並ぶ。
お土産には、「ラルフ ローレン ホーム 表参道」オリジナルのラベンダーのバスソルトをご用意しました。
ラルフ ローレン ホーム 表参道東京都渋谷区神宮前4-25-24 エスポワール表参道ANNEXⅡ
TEL:03(6438)5950
(営)11時~20時 不定休
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