〔北陸新幹線開業〕歴史と文化の薫り漂う福井市の桜
2024年3月、北陸新幹線が福井・敦賀まで延伸され、首都圏から福井まで乗り換えなしで行けるようになりました。福井は、駅前の再開発が進む一方で、街中に史跡や自然が集まっていることも魅力。
また、駅の目の前に福井城址、繁華街のそばを流れる足羽川、さらに西南にそびえる標高約116メートルの足羽山など、程よく桜の名所が点在しており、名勝地を巡りながら桜見物を楽しむことができます。
約2.2キロにわたって続く足羽川の桜並木は福井一の桜名所として賑わう。
なかでも山の中腹にある足羽神社の樹齢約380年のシダレザクラは、目の前に滝が流れるかのような迫力。いつまでも眺めていられます。
福井駅から車で6分ほど。継体天皇を主祭神として祀る神社境内には、長年市民に親しまれてきたシダレザクラが咲き誇る。夜にはライトアップも。
郊外の山あいにある一乗谷朝倉氏遺跡の一帯にもシダレザクラが咲き、山里ならではの風情に溢れています。
戦国の城下町跡の象徴ともいえる唐門のそばには、薄墨桜が咲き、その背後にそびえる山々が世の儚さを物語っているようです。
福井市中心部から車で30分ほどのところにある遺跡。一乗谷朝倉氏遺跡博物館と復原町並を見学することで、日本を代表する中世都市の遺構を体感できる。
山の桜と街の桜、どちらも異なる趣があり、福井の歴史と文化を肌で感じることができます。
足羽神社福井県福井市足羽1-8-25
TEL:0776(36)0287
一乗谷朝倉氏遺跡福井県福井市城戸ノ内町
TEL:0776(41)2173
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