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メイクするほど老けて見える原因とは?バランスよく強めるポイント

2024.03.05

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〔特集〕塗るほど老けるを解決する「メイク“強化”レッスン」 第1回 目もとや口もとのゆるみなど、顔立ちが少しずつ変化する成熟世代。ひととおり塗っても化粧映えしない、気合いを入れてメイクするとかえって年齢感が出てしまうなど、加減の難しさを実感している方も多いはず。どうメイクすれば程よく印象が増すのでしょうか。魅力を最大限に引き出すメイク強化術の極意をプロに学びます。

色を濃くする、ラインを太くする──“一生懸命塗った感”が、違和感の原因です。

メイク“強化”レッスン

ブラウス16万5000円/ミカコ ナカムラ(ミカコ ナカムラ 南青山サロン)イヤリング161万400円 リング46万2000円/ともにカルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター)

いつものプロセスを少し丁寧にきちんと効果のあるメイクをしませんか?

「アイラインを太く引けば目力が強まるかというと、そうではありません。加齢による変化を強い線や濃い色でカバーしようとする力技はむしろ逆効果。メイクそのものが顔になじんでいないために厚化粧感が出てしまう。老けて見える原因はそこにあります」と、本テーマの指南役を務める尾花ケイコさん。

ヘア&メイクアップ アーティスト
尾花ケイコさん
尾花ケイコさん

2002年にヘア&メイクアップアーティストとして活動開始。10年よりヘアメイク事務所PINKSSIONを主宰。雑誌、広告、化粧品開発等で活躍。美眉の伝道師としても知られる。著書多数。

「その一方で、“濃いメイクは痛々しい”という懸念から消極的なナチュラルメイクに安住する人も。せっかくメイクするのにそれではもったいない」と指摘します。

「メイクをバランスよく強めるには、年齢とともに失ったものをよく理解して、補うことから始めましょう。たとえば、まばらになったまつ毛の生え際の隙間をアイライナーで埋める、少なくなった眉毛を一本一本描き足すというように、いつものプロセスに倍の時間をかけて、当たり前のことを一つ一つ丁寧にやってみてください」。


特別なアイテムは必要ありません。メイクの基本に立ち返ってルーティンを見直すこと。「若いときの顔立ちのバランスをメイクで再現して、自分という素材を生かしきることで、結果的に若々しい美しさが生まれるのです」。

(次回に続く)

この記事の掲載号

『家庭画報』2024年03月号

家庭画報 2024年03月号

撮影/資人導〈SEPTEM〉(人物) 小池紀行〈CASK〉(静物) ヘア&メイク/尾花ケイコ スタイリング/馬渕友野(人物) 高橋尚美(静物) モデル/Atsuko 取材・文/佐藤由喜美

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