カルチャー&ホビー

流し雛に、子どもの成長と厄除けを願う【郷土玩具の心意気】

2024.03.01

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連載「郷土玩具の心意気」
3月 流し雛〈鳥取県・用瀬〉

選・文=中村浩訳(日本郷土玩具の会会長)

3月3日を「上巳(じょうし)の節句」といいます。

この日に、我が身に降りかかる災いを、神社で授けられる白い紙の人形「形代(かたしろ)」に書いて、災厄ともども水に流すという風習が古くからありました。


形代は平安時代中頃に雛人形に変わり、やがてそのお雛様を桟俵(さんだわら)という藁で編んだ敷物や枡に乗せて春を迎える行事、“流し雛”として受け継がれていくようになります。

鳥取市用瀬町の千代川では、今でも旧暦3月3日にこの流しびな行事を行っています。今年は4月11日。夫婦の紙雛に、子どもの成長と厄除けを願いましょう。


「流し雛」大・直径約20センチ
もちがせ 流しびなの館(ときわ流しびなの会作)
鳥取県鳥取市用瀬町別府32-1 
TEL:0858(87)3222 
開館時間:9時~17時 水曜定休


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『家庭画報』2024年03月号

家庭画報 2024年03月号

撮影/本誌・坂本正行

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