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非凡な美を求めて。 ヴァシュロン・コンスタンタン——「時」と「芸術」を巡る“One of Not Many”な旅

2024.02.13 | PR

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世界最古の時計マニュファクチュール、ヴァシュロン・コンスタンタン。1755年の創業以来一度も途切れることなく、タイムレスでエレガント、そして創造性と冒険心に満ちたもの作りを一貫して守り続けてきました。そのぶれない姿勢は本物を知る人に強く、深く愛され、268年を超える歴史へとつながってきたのです。

「One of Not Many(少数精鋭の一員)」キャンペーンの顔に選ばれたアーティスト、ザリア・フォーマンとは?

2018年、ヴァシュロン・コンスタンタンは「One of Not Many(少数精鋭の一員)」というスローガンのもと、メゾンのアイデンティティでもある価値観や世界観を共有し、それを体現する才能あるクリエーターを起用したキャンペーンをスタート。写真家や音楽家、オートクチュールデザイナーなど、それぞれの分野で非凡な才能を発揮している人物がメゾンの“顔”に就任してきました。
2023年秋、ヴァシュロン・コンスタンタンのコレクションのひとつ、世界に開かれた自由な精神を表現し、現代の旅人たちに支持されている「オーヴァーシーズ」の新しい“顔”として、芸術家として活動するザリア・フォーマンを迎え入れました。

2023年秋、ヴァシュロン・コンスタンタンのコレクションのひとつ、世界に開かれた自由な精神を表現し、現代の旅人たちに支持されている「オーヴァーシーズ」の新しい“顔”として、芸術家として活動するザリア・フォーマンを迎え入れました。

世界各地の秘境へ旅をして、そこで撮影した写真や記憶を、一切の道具を使わずに自らの手とチョークだけで、圧倒的にリアルな作品として再現するザリア・フォーマン。作品の主なテーマは、グリーンランドやアイスランドの海や氷河です。海や氷河は、地球が膨大な時をかけて作り上げてきた偉大な存在であると同時に、気候変動などの原因で脆くも消え去ろうとしている儚い存在でもあります。「私は、失うことになるものの美しさを作品で表現している」——ザリアはそう語ります。

氷を描いたリアルで透明感に満ちたチョークアートに、太古から未来への思いを込めて

ザリアがヴァシュロン・コンスタンタンのために特別に制作した『Fellsfjara, Iceland no.3(フェルスフェアラ アイスランド ナンバー3)』。これは火山岩が体積してできたアイスランドのブラックサンドビーチのひとつ、フェルスフェアラに流れ着いた氷山のかけらが、黒い砂浜で波に洗われ光を反射する瞬間をチョークで再現した作品です。

ザリアがヴァシュロン・コンスタンタンのために特別に制作した『Fellsfjara, Iceland no.3(フェルスフェアラ アイスランド ナンバー3)』。これは火山岩が体積してできたアイスランドのブラックサンドビーチのひとつ、フェルスフェアラに流れ着いた氷山のかけらが、黒い砂浜で波に洗われ光を反射する瞬間をチョークで再現した作品です。

「氷河から分離した氷が白波に打たれ輝く光景は、まるで光のダンスのようでした。凍った層の中には、氷が最初に形成された時に閉じ込められた太古の気泡が漂っています。この氷は、太古の昔と今、そして未来をつないでいる——その発見に私は強く魅了されます」

ザリアとその作品が日本初来日! ニセコでスペシャルなイベントを開催しました

2024年1月、ヴァシュロン・コンスタンタンのために描かれたこの作品とともにザリア・フォーマンが初来日しました。作品が展示されたのは、北海道ニセコにあるラグジュアリープライベートヴィラ「ANDARU NISEKO(アンダルニセコ)」のクラブハウス。

ごく限られた日程の展示でしたが、ヴァシュロン・コンスタンタンは日本とアジアのジャーナリストをこの地へ招き、ザリアのインスピレーションと創作プロセスを体験する冬のニセコならではのイベントを開催したのです。

 笑顔がチャーミングで、小柄な体からエネルギーがあふれている——そんな印象のザリア・フォーマン。アーティストであり、妻であり1児の母。いくつもの顔をもつザリアは、写真家だった母親とともに幼少期から冒険とアートのそばで育ってきたといいます。

「2006年に母に連れられて初めて南極のグリーンランドを訪れ、5年後の2011年に母の遺灰をグリーンランドの地に還し、そして5年後の2016年にはグリーンランドで行われたNASAの科学的な特別飛行実験調査に同行しました。氷河は私の心の中に常にあるもので、その美しさと脆さ、儚さを描くことで人々がもつ様々な感情を揺り動かしたいと思うのです」

1月のニセコが見せてくれた幻想的な樹氷。ザリアとともにその景色を描く体験プログラム

そう語るザリアとの体験イベントのハイライトは、参加者がニセコの樹氷を撮影し、それをもとにチョークアートを描くというもの。都会からやってきたジャーナリストたちには、まさにちょっとした冒険です。

雪深いオロフレ峠にある樹氷エリアは、スノーシューを履いても思わず足を取られるほどのパウダースノーでしたが、空を覆うように純白の樹氷が広がるその景色はまさに絶景。ザリアも「素晴らしい!」と目を輝かせ、「今度はスノーボーダーの夫と一緒に来たい」とも。

1月のニセコだからこそ見られるドラマチックな自然の姿に、誰もが夢中になって写真を撮り続けました。

撮影した写真の中からそれぞれ1枚を選び出しワークショップがスタート。テーブルにはザリア特別仕様のチョークが置かれています。写実にこだわるザリアが、メーカーにオーダーして作り上げた特注のカラーパレットです。「事実に近いものになるよう表現することを何よりも大切にしています。氷も氷河も、青や白の単色ではないのです。私の作品は、単調な色だと思われるかもしれません。でも近づいてよく見てもらうと、実は黄色や赤、虹を表すとてもたくさんの色を使っていることがわかると思います」紙の上にチョークをのせて、指でこすってぼかす。濃い色のチョークを塗った上から白いチョークで描く。チョークを折って、その断面でシャープなラインを作る……。ザリア本人のデモンストレーションのあとにスタートしたワークショップ。道具はいっさい使わず、指や手のひらで描くという初めての体験に、最初はとまどい気味の参加者でしたが、描き始めるとその手は止まらなくなりました。

1枚描き上げてみると、もっと違う表現ができそうな気がしてもう1枚描き始め、さらにもう1枚……と、ワークショップの時間ぎりぎりまで全員が、ザリアとともにアートを楽しんだのです。



「時間」「芸術」「未来」という共通項で結ばれた、メゾンとアーティストの絆

「One of Not Many」キャンペーンから始まったニセコでの体験イベント。そこでの時間は、極めて高いハードルを自らに課し、最高到達点を目指しているウォッチメゾンとアーティストの共通点を体感する旅でもありました。 

「ヴァシュロン・コンスタンタンは、時間という概念を共有できるパートナーだと感じています」とザリア。「小さな精密機械に心血を注ぎ、過去から未来へと時を刻み続けるブランドと、何千年もの時が作り、今崩れ去ろうとしている氷河を見つめている私。伝統と革新を胸に人々を感動させる時計文化を築き上げてきたブランドと、冒険と想像力を駆使して人々に感動を与える芸術活動をしたいと考えている私。時間への想い、芸術への情熱を共に語り合えることを、とても光栄に思っています」
「私は希望を信じるとてもポジティブな人間」とザリア・フォーマンは言います。「氷河のようにやがて失われていくものの中にもある美しさや希望を、作品を見る方に感じ取ってほしいといつも願っています」。
 
ニセコでの時間を全身で感じていたザリアの手元では、旅の精神を見事に体現した「オーヴァーシーズ・オートマティック」が静かに時を刻んでいました。

●お問い合わせ
ヴァシュロン・コンスタンタン
フリーダイヤル 0120-63-1755
URL:https://www.vacheron-constantin.com/
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