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七十二候「魚氷上」とは?春の到来を告げる魚の姿【季節のクリッピング】

2024.02.08

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連載「季節のクリッピング」2月 立春・末候

魚氷上(うお こおりに のぼる)

選・文=平井正則(日本暦学会会長)

一年を春夏秋冬の四つの季節に分け、それぞれを六つに分けた二十四節気。さらに生活の細かい季節変化を示すため、節気を初・次・末(ほぼ、5日毎に)と三分割して、設けたのが七十二候である。節気の「気」、七十二候の「候」は「気候」の語源だという。

「魚氷上(うおこおりにのぼる)」七十二候立春・末候(2月14日から18 日)。初春を迎え、薄くなった氷の割れ目から小さな魚が飛びだし、氷面を跳ねて、春の到来を告げる。この魚とは、岩魚、白魚、山女魚などのことだという。小さくて、真っ白なおなかをみせて跳ねる姿は、待ちわびる人々の春の予感に応える。



〈作品〉制作・撮影= 岡本なう(洗濯バサミフォトグラファー)
約90個の洗濯バサミを挟み合わせた雄の雉。胴体の中心から3色の洗濯バサミを使いグラデーションを出しました。羽の表面についているのはガーデニング用の洗濯バサミです。実際に野生の雉が出ることもある自宅の庭で撮影。


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『家庭画報』2024年02月号

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