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ハイドンが旅先で手がけた最後の交響曲。『交響曲第104番 “ロンドン”』

2024.02.07

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クラシック音楽を楽しく学べるトリビアを毎日お届け。

クラシックソムリエが語る「名曲物語365」 難しいイメージのあるクラシック音楽も、作品に秘められた思いやエピソードを知ればぐっと身近な存在に。人生を豊かに彩る音楽の世界を、クラシックソムリエの田中 泰さんが案内します。記事の最後では楽曲を試聴することができます。連載一覧はこちら>>

第160回 ハイドン『交響曲第104番 “ロンドン”』

イラスト/なめきみほ

イラスト/なめきみほ

旅先で手がけたハイドン最後の交響曲に思いを馳せる

今日2月7日は、『クリスマス・キャロル』で名高い英国の小説家、チャールズ・ディケンズ(1812~70)の誕生日です。

彼の代表作といえば、フランス革命前後のロンドンとパリを舞台にした長編小説『二都物語』でしょう。その舞台の1つ「ロンドン」をテーマにした名曲といえば、ハイドン(1732~1809)の『交響曲第104番“ロンドン”』が有名です。

ハンガリーの貴族エステルハージ家に約30年にわたって仕えていたハイドンでしたが、音楽を愛したニコラウス侯爵が他界すると状況は一変。“お役御免”となったハイドンは自由に旅ができる身となり、ロンドンに2度も長期滞在することになります。英国の聴衆と王室から大歓迎されたハイドンは、この国で10曲以上の優れた交響曲を生み出します。


その最後を飾る作品が、2度目の滞在中に書き上げた生涯最後の交響曲『ロンドン』でした。ちなみにもう1つの都「パリ」においては、モーツァルト(1756~91)の『交響曲第31番“パリ”』が有名です。


田中 泰/Yasushi Tanaka
一般財団法人日本クラシックソムリエ協会代表理事。ラジオや飛行機の機内チャンネルのほか、さまざまなメディアでの執筆や講演を通してクラシック音楽の魅力を発信している。
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