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長崎「焼きあご雑煮」は、地元の“焼きあご”の旨みを味わうシンプルな仕立て

2023.12.28

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〔特集〕名旅館で出合うふるさとの味 日本全国「お雑煮」巡り 正月の祝い膳に欠かせない「お雑煮」は、地域ごとの違いが鮮明に残るきわめて特異な日本の食の遺産です。その時期ならではの地場の産物や縁起物を使った全国の名宿のお雑煮で、新春の旅に出かけましょう。前回の記事はこちら>>

・特集「日本全国お雑煮巡り」の記事一覧はこちら>>

長崎の「焼きあご雑煮」

すまし仕立ての清らかなお雑煮。

地元の“焼きあご”の旨みを味わうシンプルな仕立て

長崎や五島、博多などでだしに使われる“焼きあご”。“あご”とはトビウオの方言で、平戸では9月から10月中旬まで漁の最盛期を迎えます。

「焼きあごでとっただしに、白菜、焼いた丸餅、結び昆布、ねじりするめ。平戸庶民の昔ながらのお雑煮は質素なものです」と話すのは「旗松亭」の女将・木下洋子さん。


ともに出される膳には、歯嚙み大根、いわし、なます。煮しめには紅白に染め上げたかまぼこや、ゆで卵に魚のすり身をつけて揚げた“アルマド”など平戸らしい味覚が盛られる。写真は一例。

高価な焼きあごは正月や「くんち」(祭り)など、おめでたいときの料理に使われてきました。

平戸城を正面に望む客室は天気がよければご来光も拝め、厳かな心持ちで新年を迎えることができます。

旗松亭(きしょうてい)
長崎県平戸市大久保町2520
TEL:0950(22)3191

(次回へ続く。この特集の一覧>>

この記事は2008年1月号「お雑煮とおせちの旅」を再編集したものです。料理内容等は現在と異なる場合があります

この記事の掲載号

『家庭画報』2024年01月号

家庭画報 2024年01月号

撮影/大泉省吾、齋藤幹朗、三苫正勝、本誌・坂本正行 取材・文/遠藤綾子、瀬川 慧、西村晶子、森山弥生

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