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干したきのこの旨みが格別。秋田・鶴の湯温泉の「あかきのこ雑煮」

2023.12.22

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〔特集〕名旅館で出合うふるさとの味 日本全国「お雑煮」巡り 正月の祝い膳に欠かせない「お雑煮」は、地域ごとの違いが鮮明に残るきわめて特異な日本の食の遺産です。その時期ならではの地場の産物や縁起物を使った全国の名宿のお雑煮で、新春の旅に出かけましょう。前回の記事はこちら>>

・特集「日本全国お雑煮巡り」の記事一覧はこちら>>

秋田の「あかきのこ雑煮」

あかきのこのほか、とり肉、ささがきごぼう、せり、ねぎ、30日についた餅の入ったきのこ雑煮。囲炉裏端でいただけば、体の芯から温まる。

干したきのこの旨みが格別。先代女将の味

あかきのこのほか、とり肉、ささがきごぼう、せり、ねぎ、30日についた餅の入ったきのこ雑煮。囲炉裏端でいただけば、体の芯から温まる。
冬には長く雪に閉ざされる秋田の内陸では、春には山菜、秋にはきのこを盛りの時期に採り、干したり、塩蔵にしたり、水煮にしたりと、食材を長く貯蔵するための知恵が今に伝えられています。

乳頭温泉郷「鶴の湯温泉」でお正月に出されるお雑煮には、地元で“くりたけ”とも呼ばれる、あかきのこでとっただしが使われます。


左・きのこを干す準備をする女将の佐藤とし子さん。右・あかきのこは針を使って軸に1本ずつ糸を通して吊るす。

「先代の女将の味なんですよ。近くの山で採ってきて1か月ほど軒先に吊るして乾燥させ、ガラス瓶に入れて保存します。あかきのこのだしは格別の味です」と女将の佐藤とし子さんは話します。

鶴の湯温泉(つるのゆおんせん)
秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
TEL:0187(46)2139

(次回へ続く。この特集の一覧>>

この記事は2008年1月号「お雑煮とおせちの旅」を再編集したものです。料理内容等は現在と異なる場合があります

この記事の掲載号

『家庭画報』2024年01月号

家庭画報 2024年01月号

撮影/大泉省吾、齋藤幹朗、三苫正勝、本誌・坂本正行 取材・文/遠藤綾子、瀬川 慧、西村晶子、森山弥生

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