ライフスタイル

子どもたちの感性が光る絵と出会う、ねむの木学園のカレンダー

2023.12.15

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宮城さんから受け継いだバトンはいくつもあります。その一つであるカレンダー作りを通して、つとむさんは宮城さんの気持ちの本当の意味を理解できたと語ります。

としみつさんとつとむさんが中心となって、印刷のプロフェッショナルとともに色の校正をしているところ。原画と照らし合わせながら的確な意見を述べて、色味を調整していく。

「お母さんから“カレンダーに絵を載せたくないの? 頑張らなくっちゃダメよ”って何度も言われたんですが、選ばれることがすごいことだということ、やり続けていくことの大切さを、みんなでカレンダーを作ることで深く感じることができました。だから後は伝えていくことの楽しさを味わっています。カレンダーを通じて、お母さんの思いを感じながら、絵を描く楽しさや続けていくことの嬉しさを子どもたちにわかってもらいたいと思っています。2024年版はみんなの新作を見ていただけますし、新人の子の作品もありますので楽しみにしてください」

2024年版のカレンダーの表紙は右上の白樺の絵をあしらいデザインされたもの。1月は“ほんめつとむ”さん、12月は“ほんめとしみつ”さんの作品がそれぞれ使用されている。

カレンダーを通して、子どもたちの感性が光る絵と出会えます。そしていつか、本物の色やエネルギーを感じるために、原画を見にねむの木学園の美術館を訪れてみませんか?


現在ねむの木学園内に飾られている白樺の絵は宮城まり子さん直筆の絵で、カレンダーの表紙の原画となった作品。ねむの木学園が浜岡町(現御前崎市)にあったときに、図書館の開館に合わせて閲覧室の壁に描かれたもの。後に浜岡町から掛川市へ移設された。

特集「ねむの木学園 宮城まり子が築いた心の学校」の記事一覧はこちら>>
「ねむの木学園カレンダー2024年版」
ねむの木学園の子どもたちの手描き作品を原画にしたカレンダーは長年にわたって制作され、多くのファンに愛されています。2024年版は壁掛けカレンダー(縦51.5×横36.5センチ)と卓上絵はがきカレンダー(縦15×横15センチ)のセットで2300円(送料別)です。下記の「ねむの木学園カレンダー2024年版新規登録フォーム」からお申し込みください。新規の場合は電話でも承ります。https://www.nemunoki.or.jp/nemunokicalendar2024
(問)ねむの木学園
TEL:0537(26)3900

この記事の掲載号

『家庭画報』2023年12月号

家庭画報 2023年12月号

撮影/齋藤幹朗 構成・文/山下シオン

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