連載「文字に心を宿して」1月 昇龍
書・文=中山秀征(タレント)
新年明けましておめでとうございます。
今月から、「文字に心を宿して」がスタート致しました。僕自身がその月に伝えたい言葉、感じる言葉を書で表現していきたいと思います。
第一回目は「昇龍」です。
2024年の干支である龍(辰)は、十二支の中で唯一、実在しない動物。古代中国では神の使いであり、世を統すべる権力の象徴でもありました。
成功という芽が伸びてその姿をはっきり整えていく、縁起の年でもあります。
大空へ駆け上がる勇壮な姿をご自身と重ね、今年こそより良き方向に昇り、幸せになれますように、思いを込めて書かせていただきました。