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社交シーンで“心”を伝える華やぎを。茶道裏千家教授 保科眞智子さんの「正装とメイク」

2023.11.10

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〔特集〕集いの日、“心”を伝える華やぎを 正装とメイク 私の流儀 第3回 今、再び華やかな社交シーンが増えてきました。正装の場に臨む機会が多い3人のかたがたを取材し、招く側、招かれる側それぞれの立場に合わせた心構えや場にふさわしいドレスアップの実例、時代を上手に取り入れたヘア&メイク術を伺いました。前回の記事はこちら>>

「伝統文化の魅力を伝えるアンバサダーの気持ちでいます」

保科眞智子さん 茶道裏千家教授

德川宗家16代当主德川家達を高祖父に持ち、旧子爵保科家に生まれ育った保科眞智子さん。茶道裏千家教授として、国内外を舞台に英語で茶道のプレゼンテーションを行うなど、茶の湯を通した国際親善活動をライフワークにしています。「日本の伝統文化は世界中から注目を浴び、愛されています。日本人としてそれを誇りに思いますし、その素晴らしい魅力を積極的に発信していきたい」と語ります。

きものもまた、日本が誇る文化。インターナショナルな催しには和装で出席することが多いと保科さん。「きものは古より連綿と受け継がれてきた伝統工芸の粋であり、日本人の美意識が結集したもの。染めや織りのことなど多少なりとも知識を備えておくと、そこから会話が広がることも。日本文化の魅力を伝えるアンバサダーのような気持ちでいます」。


お召しになっているきものは、元皇族で、香淳皇后の女官長を長年務めた曽祖母、保科武子さんが誂えた五つ紋付きの色留袖。一族の歴史を伝える大切な一枚です。古いものと現代のものを掛け合わせたコーディネートを好む保科さんは、小物でモダンなテイストを加えています。

パーティも茶席と同様に一期一会の心構えで臨みます

「お招きにあずかったときは、催しの趣旨をよく理解したうえで準備を進めます。最近は時代の流れもあってカジュアルダウンの傾向も散見され、私が祖母や母から教わったドレスコードとは違うと感じることも多いのですが、私自身、特に海外ではフォーマルなドレスアップを楽しんでいます」と保科さん。というのも、ご自身が主催する側になり、お客さまが華やかなドレスに身を包み楽しそうにしていらっしゃる様子が何より嬉しかった経験から、場に華を添える装いを心がけているのだそう。

【ゲストのお立場で】大使館主催の国際交流の場で

保科眞智子さん

きもの一式/保科さん私物 バッグ45万1000円~/ヌーヴェル ナンタケット バスケット(アッシュテ)

大切に受け継いだ高貴な色留袖で気品溢れる装いを
濃紫の地に、桜を刺繡で、楓を精緻な友禅で描き、橋掛かりの絞りを友禅で表した裾模様の色留袖。正倉院に収蔵されている「七條刺納樹皮色袈裟(しちじょうしのうじゅひいろのけさ)」から取材し、デザインされた錦織袋帯を合わせて。帯締めは、保科さんが保全活動を続ける古伊万里をオマージュし、有職組紐 道明が制作したもの。

【ゲストのお立場で】社交クラブのチャリティ晩餐会へ

保科眞智子さん

イヤリング826万1000円 ブレスレット(指先側から)525万8000円、212万3000円、968万円 リング(指先から)33万1100円、133万1000円/すべてブルガリ(ブルガリ・ジャパン) ※10月1日より価格変更 ドレス14万800円/タダシ ショージ バッグ11万円/ロド(和光)

ゴールドのロングドレスにダイヤモンドの美麗な輝き
流れるように落ちるAラインにゴールドのスパンコールの煌めきが映え、ゴージャスさの中に繊細さを感じるイブニングドレス。首もとが美しく見えるボートネックのデザインなのでネックレスはせず、大ぶりのダイヤモンドイヤリングで顔まわりを華やかに装います。

「盛会を祈る気持ちを込めて華やいだ装いで出席します」―保科さん

「もてなしを受ける受け身の構えではなく、私自身もその場の“一期一会”を作る一人という意識で臨みます。茶の席と同じですね。衣装はその気持ちを表すものだと思います」。

今回保科さんが選んだのはきらびやかなゴールドの一着。お茶の席で美しい姿勢を保つためにと始めたボディトレーニングの成果で、スレンダーなシルエットも美しく着こなします。

メイクはブラウンレッドの口紅を主役に、グローバルに通用する堂々とした仕上がりに。「年齢的にも華のあるメイクでの印象アップを意識するようになりましたね。少し勇気を出すぐらいの色づかいのほうが、結果的に好バランスです」。ヘアはダウンスタイルですが、アシンメトリーにすることで特別感を演出しています。
保科眞智子さん

近年取り組む「オーストリア・ロースドルフ城 古伊万里再生プロジェクト」関連で出席した、ウィーン応用美術大学主催記念式典で。ロースドルフ城主ピアッティ夫妻、駐オーストリア日本国特命全権大使・水内龍太氏と。

正装メイクのポイント

保科眞智子さん柔らかな色の品格メイクで優しさを薫らせて
落ち着いた濃紫のきものには若々しさを感じさせるメイクでバランスをとります。目もとにポイントを置いていますが、女性らしい赤み系のブラウンを使い、下まぶたにも同色を差して、優しさを感じさせる仕上がりに。口もとはコーラルベージュをややオーバーリップぎみに塗り、ふっくらと明るく。ベースメイクは程よい艶感を大切に。髪は整えすぎず、柔らかくまとめます。

保科眞智子さん コントラストがきいた洗練のアジアンビューティ
ドレスのゴールドに引けを取らないブラウンレッドの口紅を塗り、落ち着きと華やぎを兼ね備えた大人の美しさを目指しました。コントラストにより、肌の透明感もアップします。その分アイメイクは引き算してシンプルに。顔立ちや髪の色とのバランスから選んだブラウンのライナーで際を軽く引き締め、まぶたはカラーレス感覚のベージュシャドウを。ワンサイドに流したウェーブヘアがエレガントです。

保科眞智子(ほしな・まちこ)
国際茶道文化協会会員、2022年より同協会英語茶道教室講師。茶の湯を日英バイリンガルで企画・運営する「茶蓮」主宰。日墺友好150周年記念事業「オーストリア・ロースドルフ城 古伊万里再生プロジェクト」発起人・代表を務める。

特集「正装とメイク 私の流儀」の記事一覧はこちら>>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2023年11月号

家庭画報 2023年11月号

撮影/鍋島徳恭 ヘア&メイク/Eita〈Iris〉 ドレススタイリング/江島モモ 着付け/小田桐はるみ 取材・文/佐藤由喜美 撮影協力/高輪プリンスホテル

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