服部道子プロが解説！進化する「室内ゴルフ練習場」の魅力

服部道子プロに教わる 人生を豊かにするゴルフ　ゴルフは老若男女、上級者や初心者にかかわらず、一緒にプレーを楽しめるスポーツです。自然と一体になりながら、脳と体を刺激する。人生100年時代、ゴルフを通じて健康に豊かに過ごすための秘訣を服部道子プロから教わります。連載一覧はこちら＞＞

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初心者も経験者も楽しめる上質な練習環境を実現

暑さ寒さ、雨などの天候を気にせず練習できる室内ゴルフ練習場。私は仕事や食事の前の隙間時間に好んで通っています。快適さはもちろん、経験値を問わず誰もが楽しく、効果的に上達できるサービスや設備のある施設が増えています。

今回は私が通う「AoyamaPark 9ine（ナイン）」を例に、進化する室内練習場の魅力をお伝えします。

服部道子プロも通う「AoyamaPark 9ine」。10～17ヤードのアプローチスペース。足もとは全方向に傾斜を変えることができ、難しい足場でのテクニックを磨ける。

第一に、最新モデルの貸しクラブや靴が揃い、道具を持たない初心者も身軽かつ本格的な利用ができること。一人でもコーチのレッスンを受けられるので、心強く練習に臨めます。


第二に、ハイテクノロジーを駆使した練習が叶うこと。ドライバー、アイアン、アプローチ、バンカー、パターすべてにおいて最新鋭の機械が完備。例えば、赤外線とハイスピードカメラの技術を統合したシミュレーターでは、ボールの弾道から各クラブの飛距離を正確に計測できます。AIによる骨格解析機能を搭載したカメラで撮影すれば、自分のスイングと理想のスイングを比較し改善点を分析可能。

タイガー・ウッズ氏の自宅にあるシミュレーションルームを再現した「タイガーブース」。床に高分解能圧力センサーが設置され、スイングのバランスや体重移動をデータで確認できる。

さらに、アプローチやパタースペースの床は傾斜を変えられ、実際のコースさながらに練習できます。シミュレーターには全世界のPGAトーナメントコース情報が取り込まれ、旅気分でラウンドを堪能することも。

アジア初導入のパターマシーン。グリーンの傾斜角度を自由に変えられ、多彩な地形で練習可能。

そして最後に、私にとって室内練習場は自宅でも仕事場でもなく、リラックスしつつも刺激を受けられる贅沢な場所です。自分と向き合い、心を整える。忙しない日々、皆さんにとってもリフレッシュできる場所になれば嬉しいです。

ゴルフ場の豊かな自然を意識した内装。

Aoyama Park 9ine
住所：東京都港区南青山3-4-8 KDXレジデンス南青山B1階
TEL：03（6859）5800

〔服部道子プロに教わりました〕
Q 右利きで右側の筋力が強いです。バランスを整える方法はありますか

A 利き手の反対側を使う意識を日常生活にも取り入れて

ゴルフは一方向にスイングをするので、利き手側の筋力が上がり、左右のバランスが崩れがちです。筋力や可動域を均等にするために、頻繁に利き手と逆方向の素振りをしましょう。

バランスが整うと、スイングの軌道もよくなりミート率も上がります。プロゴルファーには利き手の反対側で箸を持つ人もいます。日頃から鍛えることで、体だけでなく脳のバランスを整えることにも繫がると思います。

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服部道子（はっとりみちこ）
11歳からゴルフを始め、1984年に日本女子アマ選手権を当時の史上最年少で初制覇。1985年、全米女子アマを当時の史上最年少かつ日本人として初優勝。アメリカ・テキサス大学に留学しNCAAリーグで10勝。1998年に年間5勝を挙げて賞金女王に輝く。現在はゴルフオリンピック日本代表女子コーチを務める。著書に『好転力』（世界文化社）。ゴルフトーナメントのテレビ解説やコラム執筆でも活躍。

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