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奈良「唐招提寺」で、古より受け継がれる仏教建築を味わう。その魅力と価値、見方など

2023.10.05

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〔特集〕今秋、感動の体験旅へ 京都・奈良 日本が世界に誇る2大古都、京都と奈良。世界文化遺産にも登録されている、この2つの都市の文化的価値と魅力を、料亭、庭園、建築などに焦点を当てて紐解いていきます。さらに美味処、話題のスポットの情報もお届けします。前回の記事はこちら>>


天平様式の金堂と講堂が唯一完璧な形で残る「唐招提寺」

【シルクロードを越えてやってきたエンタシスの列柱は、東西交流の象徴】金堂の正面に立ち並ぶ円柱は、ギリシャ、パルテノン神殿の石柱に共通するもので、東西文化融合の象徴とされてきた。

唐の時代、苦難の末に来日した鑑真和上が戒律を学ぶための寺院として759年に創建した唐招提寺。森に囲まれた伽藍には、美しい列柱を備えた金堂や平城宮殿で使用されていた建物を移築した講堂など、創立当初の古建築が残ります。

執事長の石田太一さんは「建築物には皆DNAがあります。唐招提寺の場合、鑑真和上の故郷である唐のDNAが色濃く残っているのが特徴です」と話します。

「当時の中国にはすでに西方からキリスト教が伝来し、それが自国の道教や儒教と混ざり、度量の大きな文化を形成していました。また和上自身も大きな御心があり、それが建築の造形にも反映されているのです」。


ギリシャ建築を思わせる金堂の丸い列柱も、この話を聞けば納得。鑑真とともに来日した唐の名工によって造り上げられたと考えられる唐招提寺の金堂・講堂。大きな建物周辺に現代的な人工物が一切目に入らないことから、奈良時代にタイムスリップしたかのような感覚が味わえます。

【のびやかな寄棟造の「金堂」は大陸の趣】中国で格式高いとされる、四面からなる寄棟造の屋根の端に2つの鴟尾(しび)を乗せた金堂は、力強く雄大な印象。

【入母屋造の「講堂」は日本の趣】平安時代以降に日本で流行る入母屋造の講堂は、平城宮唯一の宮殿建築の遺構。

唐招提寺(とうしょうだいじ)
奈良市五条町13-46
TEL:0742(33)7900
(開)8時30分~17時(受付は16時30分まで)

※次回に続く

・特集「今秋、感動の体験旅へ 京都・奈良」の記事一覧はこちら>>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2023年10月号

家庭画報 2023年10月号

撮影/小林廉宜 取材・文/冨部志保子 参照資料/『古寺行こう(3東大寺 4興福寺 5薬師寺 10唐招提寺)』(小学館)、『奈良で学ぶ 寺院建築入門』(集英社新書)※施設・店舗は臨時休業の場合があります。事前にご確認のうえお出かけください。『家庭画報』2023年10月号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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