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話題の天才マエストロ! クラウス・マケラさんに独占インタビュー

2023.09.21

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オスロ・フィルと待望の来日&辻井伸行さんと初共演! クラウス・マケラ。魔法の指揮棒(タクト)が生み出す奇跡の音

〔特集〕グリーグ生誕の地、ノルウェーへ 今、世界中のクラシック音楽ファンを沸き立たせているフィンランド出身の若き指揮者、クラウス・マケラ。貴公子のような佇まい、世界のトップオーケストラを率いて満場の聴衆を歓喜させる実力。数十年に一人の逸材と賞賛されるマエストロが、2023年10月にノルウェーの名門オスロ・フィルハーモニー管弦楽団とともに来日します。それに先立ち、日本公演への期待、ご自身が歩んできた音楽の道について、語ってくださいました。文字どおり世界を飛び回る天才マエストロの素顔とは──。前回の記事はこちら>>

オスロ・フィルと待望の来日&辻井伸行さんと初共演! クラウス・マケラ。魔法の指揮棒(タクト)が生み出す奇跡の音

クラウス・マケラ

©Mathias Benguigui / Pasco And C

「オスロ・フィルは私にとって、初恋の相手のようなオーケストラです」—— マケラさん

クラウス・マケラさん

©Jerome Bonnet

クラウス・マケラさん
1996年フィンランド・ヘルシンキ生まれ。12歳からシベリウス・アカデミーにてチェロと指揮を学ぶ。20代ながら歴史ある名門オーケストラの首席指揮者、音楽監督に次々と指名され、クラシック界に旋風を巻き起こしている。

オーケストラとの蜜月な関係

「Hello! How are you? How is everything?(こんにちは! お元気ですか? 調子はどうですか?)」

なんとも爽やかな笑顔で現れたマケラさん。瞬時に場が華やぎ、空気が和みます。弱冠24歳でオスロ・フィルの首席指揮者に就任し、今期で4シーズン目。


首席指揮者として4シーズン目を迎えたオスロ・フィルのメンバーと。©Marco Borggreve

首席指揮者として4シーズン目を迎えたオスロ・フィルのメンバーと。©Marco Borggreve

「オスロ・フィルは私にとって、初恋の相手のようなオーケストラです。まだ若くて経験も少ない指揮者の私に、最初から大きな信頼を寄せてくれました。非常にしっかりとした音楽性を持ち、いかにも北欧的なオーケストラのよさがあります。個人が輝くのではなく、皆が一体となって、素晴らしい音楽を生み出すのです。私がどんな要求をしても、すべて受け入れ、全力で応えてくれます。同じ目的、同じゴールを目指して、ともにベストを尽くせる、とても素敵な近しい関係です」

オランダの名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管の本拠地、コンセルトヘボウにて。しなやかで気品ある指揮姿、その音楽表現が、オーケストラも聴衆も惹きつけ、奇跡のような瞬間を起こすと賞賛されている。常にエレガントな装いは「聴衆のかたがたと音楽へのリスペクト」。©Marco Borggreve

オランダの名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管の本拠地、コンセルトヘボウにて。しなやかで気品ある指揮姿、その音楽表現が、オーケストラも聴衆も惹きつけ、奇跡のような瞬間を起こすと賞賛されている。常にエレガントな装いは「聴衆のかたがたと音楽へのリスペクト」。©Marco Borggreve

現在マケラさんは、オスロ・フィルに加え、パリ管弦楽団音楽監督、アムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団アーティスティック・パートナー(2027年より首席指揮者)と、3つの超一流オーケストラを率いています。

「指揮者は、よき音楽家であることはもちろん必要ですが、最も大切なのは“人と一緒に仕事をすることを愛している”ことだと思います。演奏家一人一人に対し、本人が気づいていない部分にまで注意を向けて、ベストな演奏を引き出す。かなり人の心理にかかわる仕事です」

そして「音楽はモノローグではなく、ダイアローグ(対話)」と語るマケラさんの指揮姿が、いつも喜びに溢れて見えるのは、音楽に対しても人に対しても、大きく心を開いているからなのでしょう。

指揮者への憧れ

音楽一家に生まれ、7歳のときにフィンランド国立歌劇場の子ども合唱隊としてオペラの舞台に立ったことが、指揮者への道を開いたといいます。

「まだとても幼かったのですが、ビゼー『カルメン』の一幕で合唱隊の中で歌いながら、気づいたんです。僕たちはほんの一部にしか参加できないけれど、目の前のこの人(指揮者)は音楽のすべてにかかわれて、自分の好きなように作り上げていくことができるんだ!と。音楽が大好きだったので、そこから指揮することに魅了されていきました」

初めてオーケストラを指揮したのは12歳。ヘルシンキのシベリウス・アカデミー(音楽院)にチェロ専攻で入学しましたが、指揮クラスにも入るための試験を受けたときだそうです。

「フィンランドに生まれたのは幸運でした。指揮者教育に関して最上の国だからです。私の師でもあるヨルマ・パヌラ先生の指導法は素晴らしく、偉大な世界的指揮者が何人も生まれています。シベリウス・アカデミーでは、実際にオーケストラや室内楽を毎週のように指揮しながら、学ぶことができるんです」

10代のうちから、チェリスト、そして指揮者として北欧の国々で活動。ノルウェーのオスロ・フィルとの出会いによって、その類い稀なる才能は世界に開かれていきました。

インタビュー・文/内海陽子 通訳/井上裕佳子

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