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鱧や松茸、紅葉鯛。秋の京都の旬に出合う「二條みなみ」

2023.09.20

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〔特集〕今秋、感動の体験旅へ 京都・奈良 日本が世界に誇る2大古都、京都と奈良。世界文化遺産にも登録されている、この2つの都市の文化的価値と魅力を、料亭、庭園、建築などに焦点を当てて紐解いていきます。さらに美味処、話題のスポットの情報もお届けします。前回の記事はこちら>>


松茸、鱧、紅葉鯛。秋の京都の旬を目指して

酷暑の続いた夏も終わり幾分過ごしやすくなる頃、京都の市場にはそろそろ秋の訪れを感じさせる食材が並び始めます。これから旬を迎える松茸、鱧と紅葉鯛の料理に出合える、カウンターの新店へご案内します。

【鱧・松茸】目の前で骨切りする鱧と割きたての松茸をカウンター前で調理する、椀物がわりのしゃぶしゃぶ。松茸は土瓶蒸しやご飯のほか、地元のかたの間ではフライも人気。

二條みなみ(寺町)

【紅葉鯛】上・6月以外、お造りはほぼ明石鯛。修業先と同じく、肉質が柔らかな1~2キロの鯛を平造りやへぎ造りに。下・上品な甘辛味と生姜で香りをつけた鯛のあら炊き。脂を蓄えたふっくらとした身に小芋が添えられる。

目利きの食材と確かな技が光る、英気みなぎる京料理

質実にして粋な京料理で知られる名割烹「祇園川上」に25年勤め、待望の店を2023年3月にオープンした南 建吾さん。食材を見極める確かな目と、長年の経験に裏打ちされた技で、京都人に長年愛される王道の味が月替わりで楽しめます。

「秋は重陽やお月見をテーマに、上品なうまみのある淡路産の鱧と、長野のきのこ名人から届く松茸が主役となります。贅沢な香りと味わいを最上の状態でお召し上がりいただきます」と快活に紹介してくれました。

鱧の骨と一番だしを合わせただしの中でふんわり開かせた鱧と、絶妙な火入れの松茸のしゃぶしゃぶは、おいしさの余韻が続く秋のメインディッシュ。“紅葉鯛”と称される明石鯛のお造りは脂がのり、おいしさのピークを迎えます。


酒と醬油で一気に炊き上げる「鯛のあら炊き」も用意され、名店譲りの大胆にして繊細な味つけは、ご飯やお酒が欲しくなるいい塩梅。眼福を誘う菊づくしの八寸も楽しめ、ゆかしい風情の空間の中、秋の味覚を味わいつくせます。

柿の白和え、子持ち鮎甘露煮、蛸柔らか煮、揚げ銀杏、車海老などの八寸(3名分)。菊花と花弁を模した器で艶やかな菊づくしに。

二条通沿いの静かな店で、真摯に料理と向き合う南さん。

二條みなみ(にじょうみなみ)
京都市中京区二条通寺町東入ル榎木町92-12
TEL:075(221)5025 (営)17時30分〜20時30分(入店)
日曜定休、不定休あり コース1万8000円〜 要予約

※次回に続く

特集「今秋、感動の体験旅へ 京都・奈良」の記事一覧はこちら>>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2023年10月号

家庭画報 2023年10月号

撮影/本誌・坂本正行 取材・文/西村晶子 ※料理店の献立は仕入れの都合により、食材や料理内容が変更になる可能性があります。また料金は別途サービス料等がかかる場合があります。※施設・店舗は臨時休業の場合があります。事前にご確認のうえお出かけください。『家庭画報』2023年10月号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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