2023年に創業150周年を迎える、フィンランドのテーブルウェアブランド「アラビア」。そのブランドの顔ともいえる人気シリーズの一つ「パラティッシ」は、誕生以来、北欧食器の名作として、世代を超えて愛され続けています。美しく実用的、そこにあるだけでテーブルがぱっと華やぐ、パラティッシの魅力を紹介します。
“陶芸界のプリンス”が生み出したベストセラー、パラティッシ
言わずと知れたアラビアの名作、パラティッシ。花や果実が鮮やかに描かれた器からは、華やかさと同時に、瑞々しさや力強さも感じられます。デザインしたのは、“陶芸界のプリンス”ともいわれる稀代の陶芸家でありデザイナー、ビルガー・カイピアイネン。
ビルガー・カイピアイネン（1915～1988）。
彼は1937年から約50年にわたってアラビア アート デパートメント（アラビアの美術部門）に在籍し、その間多くの優れた作品を残しました。
アラビア アート デパートメントは、才気あるアーティストたちが所属し、干渉を受けることなく自らの創作を追求する場。アラビアが彼らの類まれなクリエイティビティを厚く支援することで、後世に残る作品が数多く生み出されています。
カイピアイネンが手がけたユニークピースの一つ。2019年開催のSecret Of Paradise展より。Photographer: Paavo Pykäläinen
カイピアイネンの作品のほとんどは、彼の個性あふれる作品を求める顧客のためにデザインされたユニークピース（一点物）。カイピアイネンのロマンチックで神秘的・装飾的な陶芸作品は、当時も今も大変な人気があり、多くが美術館に収蔵されています。
そんなカイピアイネンが50代半ばで手がけたのがパラティッシです。パンジー、カシス、ぶどう、りんごなどの果物が、シンプルな線で大胆に描かれています。現在パラティッシには、ブルー、ブラック、パープルの3つのカラーバリエーションがありますが、最初に作られたのはブルー。
印象的に配されたブルー＆イエローの花や果実、グリーンに、陶器の白……。彼の優れた色のセンスを物語る組み合わせも、このデザインの大きな魅力です。パラティッシ プレート （26cm）7700円／アラビア（フィスカース ジャパン）
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公式サイトでパラティッシシリーズをもっと詳しく＞＞どう使う？どう魅せる？ パラティッシのあるテーブル
どんなテーブルも、パラティッシが一つ加わると、たちまち楽しげで温かなリズムが生まれます。ここでは、毎日の食卓からちょっと特別な日のテーブルまで、暮らしをお洒落にモダンに彩ってくれるパラティッシのおすすめアイテムを紹介しましょう。
毎日使いたくなる心地よさで、ギフトにも喜ばれるマグカップ
小さいながら食卓のアクセントになる華やかさに加え、取っ手の持ちやすさ、飲み口の滑らかさ、さらには電子レンジOKという使いやすさからもリピーターが多いマグカップ。
一番大きな0.35Lサイズは朝からカフェオレをたっぷり飲みたい方や、デスクワークにぴったり。もう少し小ぶりのものが欲しいという方には、0.24Lサイズもあります。パラティッシ マグカップ （0.35L）4620円／アラビア（フィスカース ジャパン）
万能に使えて便利！ 2021年に仲間入りした小さなボウル
オーバル型のプレートからその歴史が始まったパラティッシ。時代とともに、カラーはブラックやパープルが加わり、形もプレートだけでなくカップやボウルなど多様に。
2021年に定番として仲間入りしたのは直径13cmの小さなボウルです。1人分のスープやサラダはもちろん、前菜を取り分けたり、アイスクリームを入れたりと使い勝手抜群。パラティッシ ボウル（13cm）5500円／アラビア（フィスカース ジャパン）
葉ものを一挿しするだけで絵になるベースを、お部屋のアクセントに
最後にご紹介するのはベース。パラティッシはグリーンとも好相性です。季節の花材はもちろん、葉ものや枝ものをシンプルに生けるだけでもぐっとモダンな印象に。丈夫で安定したフォルムなので、キッチンでキッチンツールスタンドとしても活躍します。パラティッシ ベース（18cm）1万3200円／アラビア（フィスカース ジャパン）
ご紹介のアイテムはシリーズのほんの一部。カラーやサイズのバリエーション、多彩なラインナップが揃います。
日本での購入は、イッタラ 表参道ストアをはじめとするイッタラショップ、またはアラビア公式オンラインサイトで。アラビア150周年という節目の年に、ご自宅に新たな器を迎えてみてはいかがでしょうか。
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アラビア公式サイトをチェック＞＞お問い合わせ／
アラビア（フィスカース ジャパン） 
