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全長90メートルの新作も。ホックニーの世界を体感する

2023.09.07

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〔美術〕デイヴィッド・ホックニー展

《クラーク夫妻とパーシー》

《クラーク夫妻とパーシー》1970-1971年 テート © David Hockney

デイヴィッド・ホックニーの大規模個展が日本で27年ぶりに開催される。本展を担当する東京都現代美術館学芸員の楠本 愛さんに話を伺った。

「ホックニーは1960年代から今日まで、ポップ・アートを含む欧米美術の主要な動向に深くかかわることなく、独自の道を歩みました。絵画だけでなく、版画や写真、舞台美術など幅広い分野で制作を展開し、それぞれの分野で高い評価を得ています。そのため一時的な流行で終わらず、60年以上の間、常に世界的な人気と評価を誇ってきた稀有なアーティストといえます」

《ノルマンディーの12か月 2020-2021年》(部分) 2020-21年 作家蔵 © David Hockney

《ノルマンディーの12か月 2020-2021年》(部分) 2020-2021年 作家蔵 © David Hockney

《ノルマンディーの12か月 2020-2021年》

《ノルマンディーの12か月 2020-2021年》(部分) 2020-2021年 作家蔵 © David Hockney

東京都現代美術館は、ホックニーの作品を約150点所蔵し、特別な関係を築いてきたという。


「彼の作品をこれほど多くコレクションする美術館は、世界でもまれです。本展は、2019年からホックニー氏本人と彼のスタジオとともに準備を進めてきた、本館独自の展覧会となります。本館所蔵の作品も展示されますが、見どころは、日本初公開となる大型作品。《春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年》は幅約10メートル、《ノルマンディーの12か月 2020-2021年》は全長90メートルにもなります。目の前にある自然や季節の移ろいを見つめ、描いたホックニーの世界を壮大なスケールで体感していただける貴重な機会ですので、ぜひ実際にご鑑賞ください」

《春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年》 

《春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年》2011年 ポンピドゥー・センター © David Hockney Photo: Richard Schmidt

デイヴィッド・ホックニー展

東京都現代美術館 企画展示室1階/3階
〜2023年11月5日まで
休館日:月曜、9月19日、10月10日(ただし9月18日、10月9日は開館)
開館時間:10時~18時
観覧料:一般2300円ほか
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL:https://www.mot-art-museum.jp/hockney
※入館は閉館30分前まで

この記事の掲載号

『家庭画報』2023年09月号

家庭画報 2023年09月号

表示価格はすべて税込みです。 構成・文/安藤菜穂子

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