日本の聖地を訪ねて 日本人は古来、自然の中に八百万の神々を見出し大切にしてきました。神聖なる力や自然の美しさが感じられる聖地を数秘研究家のともこさんが訪ねます。新時代の開運の縁となりますように。
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ともこ(磨雲木)
数秘研究家・コラムニスト。数秘の智慧を生活に生かし、しなやかで心地よい暮らしを送るヒントを伝えている。個人セッションのほか、カルチャースクールでの講義も行い、人気を集めている。初となる著書『誕生日が教えてくれる本当のあなた』(世界文化社)が絶賛発売中。
北海道最古の神社、船魂神社。源 義経を津軽海峡の海難から助け、この地へ導いたという伝説が残る。
続縄文文化と道南の秘境・渡島(おしま)地方
みなみ北海道・渡島地方。北海道の南西に位置し、海の玄関口として栄えた函館市、新しい北の玄関口となった北斗市をはじめとした自然豊かなエリアです。
魅惑の縄文ワールドを体験することがメインだった今回の聖地の旅は、想像を超える絶景と出会うことになりました。
その一つとしてまず挙げられるのが、活火山である駒ヶ岳とその麓に広がる大小さまざまな湖沼が四季折々の絶景を織りなす「大沼国定公園」。自然を楽しみ静寂の時を感じられる......。安らぎの時間を過ごせる癒やしのスポットでした。
難関突破のご利益がある大沼駒ヶ岳神社にある大岩。
函館市縄文文化交流センターに展示されている国宝・中空土偶。「北の縄文ビーナス」として人気。
そして、2021年7月に北海道初の世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」。函館市縄文文化交流センターでは新潟産のヒスイなど、実際に出土した交易品が観られます。
縄文時代が終焉を迎えると本州は弥生文化へ、北海道は縄文文化の系譜を継ぐ続縄文文化へと独自の歩みを踏み出すことになり、この地域は最後まで縄文文化を守り続けたといえるでしょう。
平和で豊かな精神文化が1万年以上育まれたその大地に立ったことは、身体の細胞までもが喜ぶ、貴重な体験でした。
青の洞窟。太陽の光が差し込み、水面が青く輝く神秘的な空間。
旅の最後は、知内町・矢越漁港から道南の秘境を巡るクルーズで、壮観な絶景の矢越海岸と、青の洞窟へ。神秘的なブルーが一面に広がる世界が待っていました。季節によってはイルカ、エゾシカ、熊の姿を見ることができるそうです。
この地でしか味わうことのできない喜びの聖地がありました。
矢越岬には、海上からしか見ることができない鳥居が。江戸時代にこの地方を治めていた松前藩が建立。
取材裏話を音声でお楽しみください!誌面ではご紹介しきれなかった情報や、取材時の裏話をともこ先生にうかがいました。
取材裏話はこちらからご視聴いただけます>>