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訳もなく悲しいのは秋のせい?心を安定させる“安神食材”で健やかに過ごしましょう

2023.09.05

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連載 おいしい漢方【9月】 国際中医薬膳管理師であり漢方アドバイザーの久保奈穂実さんが、9月を健やかに過ごす養生の知恵と、疲れを癒すおいしい漢方レシピをお届けします。「養生」とは、病気になる前の「未病」の段階で体を整え、病気を未然に防ぐという中医学の考え。今日から無理なく、簡単養生&漢方生活を始めませんか? 読むだけで薬膳漢方の知識が身につく『1日ひとつ、疲れが消える おいしい漢方365』(世界文化社)から一部を抜粋してお届けします。連載一覧>>

9月の過ごし方、養生の知恵

文・久保奈穂実(くぼ・なおみ)

二十四節気の「秋分」。昼と夜の長さがほぼ同じになる日。この日を境に日が短くなり、秋の夜長に向かいます。

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、体感的にも暑さから解放され、秋の訪れを感じるのがこの頃。寒暖差によって、自律神経の乱れや、疲れを感じやすくなる時期でもあります。朝日を浴びながらウォーキングをしたり、深い呼吸を意識したりと、自律神経を整える養生をしておきましょう。 おいしい漢方

・汗と一緒に気がもれ出ている? お助け補気レシピ

運動をしたわけじゃないのに、汗が止まらないのは代謝がいいのではなく、もれ出ているだけかも。汗をキュッと体の中に留めておくのは気の力。汗と一緒に気がもれ出ていくので、気虚(ききょ)が悪化して、さらに汗がもれ出やすくなるという負のスパイラルに。


そんなときのお助け補気レシピが「じゃがいもとさやいんげんのハーブ焼き」。いも類も豆類も補気食材で、しっかり元気を補ってくれます。

余分な湿(しつ)がたまっていてもタラタラ汗が生じますが、さやいんげんは湿を排出する力もあるのでダブルで汗対策になります。残暑の心優しいヒーローですね。


【じゃがいもとさやいんげんのハーブ焼き】
1. フライパンにオリーブオイルを熱し、食べやすい大きさに切ったじゃがいもを焼く。
2. きつね色にこんがり焼けたら、食べやすい大きさに切ったさやいんげんを加えてサッと炒める。
3. ハーブソルトとバジルで味を調える。

・生理周期に合わせて予定を立てる

生理中には大事な予定を入れないようにしている方々、低温期や高温期も気にしていますか? 基礎体温を測ると、生理開始から排卵日までの約2週間の低温期と、排卵日から生理開始前までの約2週間の高温期に分かれます(周期が順調な場合)。

【低温期】
情緒が安定しやすく、肌の調子もよくなる時期。

【高温期】
情緒が不安定になりやすく、肌の調子も崩れがち。

楽しみたい予定は、低温期に入れておくと体調不良の心配が減って安心。高温期は、あまり予定はつめこまずにゆったりと過ごして体も心も休ませてあげましょう。

・訳もなく悲しいのは秋のせい

急に肌寒くなって、日が落ちるのが早くなり、落ち葉がハラハラと落ちて、秋はなんだかセンチメンタルになりますよね。中医学でも秋は「悲」という感情と関わりが深いとされ、突然、訳もなく悲しくて涙がポロポロ出たり、理由もなく不安を感じやすくなります。秋に悲しくなるのは、ある意味、仕方がないのです。

つらくなる前に、精神を安定させる「安神(あんじん)」の食材をとりましょう。部屋を温かくして過ごすと、気持ちもほっこり。大丈夫。悲しいのは季節がそうさせているだけですよ。

【安神食材】
・玄米
・小麦
・アーモンド
・ちんげん菜
・いわし
・ゆり根
・牡蠣
・紅茶
・ワイン など

・中秋の名月

中秋の名月がやってくる頃ですね。今年は9月29日です。

満月の日は食べたものの体への吸収力が高まると言われています。ダイエットしたい人は、満月の日の食べ過ぎに注意。

一方、気血が足りない人にとっては満月の日はチャンス。気血を補うもの(ホクホク系、赤い食べ物、黒い食べ物をしっかりよく噛んで食べると、満月のパワーで吸収力が高まり、元気をしっかりチャージできます。

【赤い食べ物】
心(しん)に働きかける。補血、活血。肉や魚の赤身、なつめ、クコの実、ベリー類、にんじんなど。

【黒い食べ物】
腎(じん)に働きかける。エイジングケア。黒豆、黒ごま、黒きくらげ、ひじきなど。

中医学の古典には、満月のときは筋肉が丈夫になると書かれているので、筋トレをするのもいいですね。月の変化は体調に影響するので、チェックしておくと心地よく過ごすヒントになりますよ。

『1日ひとつ、疲れが消える おいしい漢方365』

書影『おしい漢方365』
1760円(世界文化社)

疲れたとき、なんだか辛いとき、漢方の知識があれば自分で自分を癒すことができます。本書では、SNSで大人気の漢方アドバイザー・久保奈穂実先生(なおみん)が、1日1テーマ、365日、あなたの毎日に寄り添う漢方アドバイスをお届けします。身近な食材でカンタンに作れる「養生レシピ」113点、今すぐ実践できる「セルフケア」のアイデア252点、1日ひとつ読むだけで、季節ごとの不調が整っていきます。

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久保奈穂実(くぼ・なおみ)/なおみん
国際中医薬膳管理師。漢方アドバイザー。成城漢方たまりで年間約2000人の漢方相談・薬膳講師を行う。女子美術大学造形科卒業。芸能・音楽活動を行い、ハードな生活で身体のバランスを崩す。漢方薬に助けられた経験から興味を持ち、イスクラ中医薬研修塾にて中医学を学ぶ。SNSにて発信するやさしい養生知識や、カンタン薬膳レシピが大人気。総フォロワー約9万人(2023年4月現在)。

イラスト/ニシイズミユカ

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