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18世紀から続く“布の宝石”、特別な日に持ちたいスワトウ刺繍のハンカチ

2023.07.14

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バッグの中に、私だけの楽しみを ハンカチーフにときめいて 第1回(全5回) バッグの中にしのばせているハンカチーフ。これからの季節には汗を押さえたり、頻繁な手洗いの後にと、いっそう出番が多くなります。毎日使うものだからこそ、手にするたびに気持ちが浮き立つ、そんな一枚を見つけませんか。
ハンカチーフの歴史を紐解けば、それは古代エジプトの麻布に始まります。それから紀元前700年頃、ペルシャでは最高級の絹に刺繡飾りをほどこしたハンカチーフは高貴さの象徴として使われ、王族だけがもつことを許されていたようです。中世ヨーロッパでは、細やかな刺繡やレースを施したハンカチーフは、なんと宝石にも匹敵するほど高価なものでした。

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一方、日本では手ぬぐいが広く用いられていましたが、洋装や綿産業の隆盛とともに、当初は高級品であったハンカチーフも大衆に普及していきました。


様々な色やデザインが選べる現代ですが、かの時代の貴婦人に思いを馳せ、ここ一番の一枚を選んでみませんか。

18世紀から続く“布の宝石”


刺繡ハンカチ

独自の刺繡文化を持つ中国の港町汕頭(スワトウ)地区。隙間なく手刺繡を施した、気品溢れる最上級のハンカチーフです。

上2枚・何十万人もの刺繡工の中で、「八人衆」と呼ばれる高度な刺繡技術を極めた職人たちによるコレクションより。各11万円/クラシクス・ザ・スモールラグジュアリ(クラシクス・ザ・スモールラグジュアリ 日本橋人形町店)

下2枚・製作に半年以上を要する繊細な柄行き。各2万2000円/和光

〔特集〕バッグの中に、私だけの楽しみを ハンカチーフにときめいて(全5回)

表示価格はすべて税込みです。
撮影/鍋島徳恭 取材協力/ブルーミング中西

『家庭画報』2023年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

 

家庭画報ドットコムオリジナルのフェイラーハンカチ限定発売中
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