母のタンス、娘のセンス

女優・一色采子の「母のタンス、娘のセンス」~弥生

2018.03.14

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今月の連載でも、せっかくですから色々なコーディネートを考えてみました。ベースとなるきものは母の結城紬です。

女優 一色采子 きもの連載渋めの青系でまとめたコーディネートで、年配の方との会食に。モダンな雰囲気なので、ギャラリーや美術館などでのレセプションにも活躍します。

刺繍されている舞いの衣装に合わせて、帯揚げは蘇芳色から青磁鼠色へと暈した帯揚げを。観光大使として二本松市の名所をあちこち巡る日には、黒の帯締めでキリリと装うと気持ちも引き締まります。


女優 一色采子 きもの連載ぽってりと愛らしい飛び絞りの帯揚げや帯締めで赤を効かせたコーディネートは、楚々として懐石料理店へ出かける日にぴったり。

女優 一色采子 きもの連載帯揚げには、「花曇り」の空を思わせる桜色から薄墨色に染め変わる優しいニュアンスを。帯締めは、絶妙な配色でどんな帯にも合わせやすい道明の「三井寺」をセレクト。ワンランク上の垢抜けた印象を映すお気に入りのコーディネートは、きもの仲間との会食に。

桜の季節は、バッグなどの小物合わせも楽しみの一つ。心が躍るようなきれい色のバッグを持つだけで、ぐっと春気分が盛り上がります。

女優 一色采子 きもの連載一番奥のピンクのバッグは、スキューバーダイビングのウェアにも使われるウェット素材。きものだからといって、ことさら和風のバッグにこだわらないことも、私流のきものの楽しみ方です。

女優 一色采子 きもの連載「花は紅、柳は緑」。これが私の春のおまじない!この小物の色合わせは、春を演出する鉄板の配色です!

一色采子/Saiko Isshiki

女優
日本画家の故・大山忠作氏の長女として東京都に生まれる。毎日をきもので暮らしたお母様のもとで、コーディネートや着こなしのセンスを磨き、現在はファッションのアイテムを取り入れながら独自のスタイルを楽しむ。趣味の日本舞踊や三味線、長唄では名取になるほど、古典芸能への造詣も深い。現在は、福島県にある二本松市大山忠作美術館の名誉館長や二本松市の観光大使も務める。
撮影/岡積千可 ヘア&メイク、着付け/林さやか 構成・取材・文/樺澤貴子
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