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生田斗真さんと磯村勇斗さん、互いへのリスペクトから生まれた素敵なバディ関係

2023.06.22

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生田さんと磯村さん

互いへのリスペクトから生まれた素敵なバディ関係



二人が印象に残っている場面も重なる。


「幼い姉妹と公園で水をぶちまけたときに虹がかかっていた美しい光景と、彼女たち二人の何ともいえない表情はすごく記憶に残っています。このときは雲一つない晴天だったので、やっと晴れたという思いもありました。彼女たちには台本は渡されずに現場で“これとこれだけをいって”と伝えるやり方だったので、そこで生まれた僕と子どもたちのやりとりの瞬間を切り取っている感じでした。僕らもドキドキしながらリアルな“間”で演じていました」と生田さんは舞台裏の緊張感についても触れた。

「子どもたちと岩切が無邪気に水を浴びている最後のシーンは現場で見たときも映像で見ても生田さんの解放された笑顔が素敵だなと思いました。扱っているテーマが重いので明るく終わらせるというのは今の時代にはマッチしていると思います」と磯村さんも作中の名場面について語った。“潤う”という言葉に豊かさを感じる本作で二人が携わった「停水執行」にはどんな思いを抱いたのか。

「水道ってこんなに簡単に止められてしまうんだという思いがありました。家の前にある栓を閉めて鍵をかけるだけ。岩切は情が移らないように淡々とこなしていて、その覚悟と本当にこれが必要なのかというためらいを感じていました」と生田さん。

磯村さんは「栓をひねって閉めることで生きるために大事な水を失ってしまうわけですから、それは人の命を奪う可能性もあるということです。木田には仕事することと生きることに葛藤がありました」。

その現実味のある演技から初共演とは思えない二人はリフレッシュ方法も共通している。

「僕は散歩が好きですね。地図を持たずに知らない道を歩いて、こんなところにきれいな花屋さんがあるんだとか、おいしそうなイタリアンがあるとか、発見する時間が好きですね」と生田さんが答えると、「僕も全く一緒です。行き当たりばったりで散歩して、お店とか公園を見つけたりして、同じ道に戻ってきた!という感じも好きですね」と磯村さん。

二人の絶妙な距離感を味わってほしい。

生田斗真(いくた・とうま)

1984年、北海道生まれ。1996年からジャニーズJr.として活動し、NHK連続テレビ小説『あぐり』(1997)で俳優デビュー。その後『花ざかりの君たちへ 〜イケメン♂パラダイス〜』(2007)、『ウロボロス〜この愛こそ、正義。〜』(2015)など連続ドラマへの出演多数。映画では『人間失格』(2010)、『ハナミズキ』(2010)、『土竜の唄』シリーズ(2014、2016、2021)など多くの作品で主演を務めている。2023年7月より主演ドラマ『警部補ダイマジン』(テレビ朝日系)が放送予定。

 

磯村勇斗(いそむら・はやと)


1992年、静岡県生まれ。2014年に俳優デビュー。テレビ朝日『仮面ライダーゴースト』で注目を集める。以降、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』(2017)、『恋する母たち』(2020)、映画では『ヤクザと家族 The Family』(2021)などに出演。現在、テレビ朝日『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』に出演中。



『渇水』


渇水
©「渇水」製作委員会 配給:KADOKAWA

1990年第70回文學界新人賞を受賞し、同年、第103回芥川賞候補となった河林 満による小説『渇水』が刊行後30年の時を経て映画化された作品。映画監督・白石和彌が初プロデュースした人間ドラマの意欲作。水道料金を滞納する家庭の水を止めるという業務に携わっている市の水道局職員、岩切俊作が育児放棄をされた幼い姉妹との出会いから、本当の自分を取り戻していく物語である。出演は生田斗真、磯村勇斗ほか。全国公開中。公式サイトはこちら>>
撮影/岡積千可 構成・文/山下シオン 生田さん●ヘア&メイク/豊福浩一〈Good〉 スタイリング/前田勇弥 磯村さん●ヘア&メイク/佐藤友勝 スタイリング/笠井時夢

『家庭画報』2023年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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