冒険も美食も完全テーラーメイド。国内外の富裕層に支持される、新感覚リゾート

ゼナギ（長野・南木曽町）

「大峡谷の川をくだる＆竹林ビーチでランチ」は人気の高いコース。

左・パラグライダーにも挑戦できる。右・ボートでの川下りは秘境を探検しているかのような楽しさ。プライベート・ガイドを務めるのは、カヌーの元オリンピック選手。

1日1組、冒険も美食も完全テーラーメイド

木曽の山々を背に、美しい棚田が望める「ゼナギ」は、江戸時代に建てられた豪農の屋敷をモダンに改築したホテル。広々とした一棟を、1日1組で完全貸し切りにできます。


ここが国内外の富裕層に支持されている所以は、ホテルが提供するアクティビティのクオリティの高さ。

アクティビティは、季節により10種類ほどから選ベます。特別に許可を受けた渓谷でのシャワークライミングや川下り、天空のスキー体験など大自然の中でのアドベンチャーや、森の中にある石畳の古道「中山道」を辿り、江戸時代の面影を残す妻籠宿まで歩くツアー、伝統工芸の蒔絵製作などの文化体験──

コンシェルジュが事前にゲストの要望を聞き、好みや体力を考慮して細かくアレンジしてくれ、道具もすべて用意。一流のガイド付きで安全かつ気軽に楽しめます。

アクティビティから戻ったら、気鋭のシェフが腕をふるうディナーへ。料金は、宿泊と朝食、夕食、飲み物、希望のアクティビティが一つ含まれるオールインクルーシブ。自然の中での“ラグジュアリーな休日”を、プライベート・バトラーやガイド、シェフが専任でもてなしてくれます。

客室はメゾネット式の3室。オーナーが地元の職人やアーティストに発注したオリジナル家具などが並ぶ、広いリビング。左奥は、昔、厩（うまや）だった場所。

ベッドルームとなる2階は、元はお蚕部屋。釘を使わずに組み合わされた柱や梁が見事。1階にあるバスルームには木曽ひのきの湯船が備わる。

川下りの後のランチは、川沿いにある静かな竹林ビーチで。ちらし寿司や旬のおかずを詰め合わせたお重をはじめ、お盆や椀も、古民家に伝わる漆塗り。



地元の生産者との絆も深い専任シェフによる、8〜15皿の里山スローフードのディナーも、心に残るおいしい体験。

上右・程よい酸味の「伊那のビーツのガスパッチョ」。上左・山の豊かさが香る「鹿と香茸のコンソメ キノコのラビオリを合わせて」。漆器は、南木曽の「木地屋やまと」の小椋正幸さん作。

下右・「飛驒牛のロースト 西尾さんの蓮根のチップ 牛のジュ」（料理は一例）。別料金でワインとのペアリングもあり。下左・隣接するレストラン「□△◯（まるさんかくしかく）」の利用も宿泊の1組のみ。清々しい山の風景が楽しめる広いテラスも心地よい。