家庭画報の旅

芸術・文化と自然を味わう旅へ。古都・ボストンを巡る

2023.06.06

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芸術の街ボストンと紅葉を味わう ニューイングランドの秋 第1回(全3回) イギリスからの植民が最も古くから進んだ地域で、アメリカ合衆国発祥の地とも称されるニューイングランド地方。秋の紅葉の美しさは世界トップクラスと称賛されています。芸術・文化と自然を味わう旅を、ひと足先にお届けします。この秋、出かけてみませんか?
地図ニューイングランドとは、メイン、ニューハンプシャー、バーモント、マサチューセッツ、コネティカット、ロードアイランドの6州からなる、米国北東部のこと。

〔ボストン〕文化の薫り高い古都ボストンを巡る


1620年、イギリスからメイフラワー号で渡ってきた清教徒(ピューリタン)。ピルグリム・ファーザーズと呼ばれるこの人々の成功がボストンの街を築く礎となり、イギリスからの独立を勝ち得る舞台となりました。アメリカ建国時から育まれ、現在も世界をリードする、誇り高き文化の都へ。

市民の誇りボストン交響楽団


シンフォニーホール優れた音響効果をもち、19世紀後半に主流となったシューボックス(靴箱)型のシンフォニーホール。ウィーン楽友協会ホールも同型。


1973年から2002年まで小澤征爾氏が音楽監督を務めたボストン交響楽団。氏が歴代最長指揮者として活躍し、現在も名誉ある桂冠音楽監督を務めていることから、私たち日本人にとって親しみ深いオーケストラです。

シンフォニーホール内の廊下には、歴代の音楽監督の写真などが展示されている。小澤氏の姿も。シンフォニーホール内の廊下には、歴代の音楽監督の写真などが展示されている。小澤氏の姿も。

アメリカのビッグ5オーケストラの一つであり、ボストン市民の誇りである同楽団は、2014年に若きマエストロ、アンドリス・ネルソンス氏を音楽監督に招聘。16年、17年、19年にグラミー賞の最優秀オーケストラ・パフォーマンス賞に輝きました。

アンドリス・ネルソンス氏15人目の音楽監督として2022-23シーズンで9期目を迎えたネルソンス氏。

2020年には世界で5億人が視聴するといわれるウィーンフィル・ニューイヤーコンサートでタクトを振り、2022年の日本公演も大成功。

多忙を極める生活ですが、「ボストンには公園がたくさんあります。お気に入りのベンチに座ると心が安まり、リラックスできます」とにっこり。

「歴史あるオーケストラで指揮を務めることを大変名誉に思っています。チームワークのよい一流の音楽家とともに仕事ができることは、大きな喜びです」。

ネルソンス氏のオフィスのドアに貼られたユーモラスな直筆メモ“お静かにお願いします” とネルソンス氏のオフィスのドアに貼られたユーモラスな直筆メモをパチリ。

ボストン交響楽団約90名の団員を抱える同楽団は、世界中の音楽家の憧れだ。

シンフォニーホール

シンフォニーホール/Symphony Hall
1900年に竣工した、ボストン交響楽団の本拠地。
301 Massachusetts Ave. Boston, MA 02115
TEL:+1 888-266-1200 https://www.bso.org
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