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形も色もまるでイチゴのよう!「ストロベリーキャンドル」は花壇のアクセントにぴったり

2023.04.10

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365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

ストロベリーキャンドル


ストロベリーキャンドル
鮮やかな赤がかわいらしいストロベリーキャンドル。葉を見るとクローバーの仲間だとわかります。

■属科・タイプ:マメ科の一年草
■花期:4月〜6月

■草丈:20〜50cm

イチゴのような花が咲くクローバーです!


形も色もまるでイチゴのようなことからストロベリーキャンドルという呼ばれますが、じつはこれは流通名で、学名はトリフォリウム・インカルナータといいます。家庭菜園をされている方にはクリムゾンクローバーという英名のほうがわかりやすいと思います。クリムゾンクローバーは、センチュウ退治に利用される代表的な緑肥作物です。

春の花壇でストロベリーキャンドルが咲いているのを見かけると、「わーっ、かわいい!」と写真を撮ってしまうのですが、プロのガーデナーさんたちがこの花を使う理由は、ただかわいいだけではないようです。

春の花には丸い形やふんわりしたものが多く、ストロベリーキャンドルのように形がくっきりしているタイプは意外に見当たりません。夏から秋であれば、センニチコウやケイトウの仲間などがあるのですが…。花壇の花合わせでは、異なる花形の種類を組み合わせることが大事で、丸い花の中にくっきりした形の花を加えるとアクセントとなって、花壇の印象がぐっと強まるのだそうです。

初めは草丈が低いのですが、徐々に高くなってくると、イチゴのような花形がポンポンと並ぶさまがよく目立ち、見ているだけで楽しい気分になってきます。マメ科の花らしく、葉も茎もやわらかな緑色なので、株全体が明るい雰囲気なのも魅力です。

誰からも好まれる愛らしい花は人気も高く、個人邸の外周りなどでもよく植えられているので、散歩道でもきっと出会えると思いますよ。

栽培の難易度


栽培の難易度 ★★☆☆☆

原産地のヨーロッパでは宿根草ですが、日本では夏の高温多湿に耐えられないため、一年草扱いとされます。日当たりがよく、風通しのよい場所に植えます。丈夫な性質なので土壌は選びませんが、水はけのよい土壌のほうが元気に育ちます。植えつけ時に元肥を施せば、その後の追肥は必要ありません。水やりも雨まかせでかまいませんが、乾燥が激しいときには株元に水やりします。花が終わった後に花茎の根元から切り取ります。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。
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