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健やかな美しさの鍵は「胃の力」にあり。すぐに始められる「臓活おかゆ」で不調を改善

2023.02.16

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「美しさ・健康・若さをつくる上でもっとも肝心なのは『胃の力』といっても過言ではありません。」と語るのは、北京中医薬大学医学博士であり、女優や美容ジャーナリストのかかりつけサロンとして知られる「BHY」の代表を務める尹 生花(いん・せいか)先生。 日々の不調を改善し、健やかな体を保つため、尹先生が提案するのが、肝(かん)・心(しん)・脾(ひ) ・肺(はい)・腎(じん)からなる“五臓”を活性化する「臓活おかゆ」です。最新の著書『からだとこころが整う まいにち臓活おかゆ』から、臓活おかゆの考え方や、おすすめのレシピを紹介します。 記事の最後には書籍のプレゼント企画も。ぜひご応募ください。

五臓を活性化する、臓活おかゆのすすめ



日本でおかゆといえば、1月7日の「七草がゆ」や小正月(1月15日)の「小豆がゆ」が一般的で、それ以外はどちらかというと具合が悪い人が食べるというイメージが強いのではないでしょうか。中国では、ほとんどの人が毎朝、おかゆを食べる習慣があります。

中国におけるおかゆの歴史は古く、経典のひとつの『礼記(らいき)』に、周の時代(紀元前1046年~紀元前256年)の干ばつの年には国が施粥(せがゆ)を行い、民の飢餓を救ったと記されています。


また、後漢時代の医学家張仲景の著書『傷寒雑病論』には、おかゆの薬効がすでに収録されています。おかゆは栄養素が高く、長寿を養うための食でもあります。現代ではからだの養生として食され、中国ではおかゆと共に日常があったといっても過言ではありません。

「臓活おかゆ」とは、尹先生の中国のおかゆに関する知見を基に、先生が20年間の美容サロンワークにより洗練させてきた「五臓の機能を活性化する」おかゆなのです。

“病気ではないが弱っている”状態を改善


五臓の生理リズムと季節や日々の大自然との関わりを正しく把握して、病気ではないが弱っている五臓の機能から出てくる美容や健康、若さの悩みを改善してきました。おかゆに野菜やハーブ、お肉などの食材を入れて作った臓活おかゆは、からだに不要な老廃物はデトックスし、足りない栄養素を補い五臓のバランスを整えることに役立ちます。

臓活おかゆは、季節に合わせたものを摂ってもよいし、弱った五臓に対応したものを食べてもよいでしょう。

季節や体調などに合わせて選んだ食材をおいしく摂取することは、太っている人は痩せて、痩せすぎの人は太ることもあるほどです。睡眠改善や不妊、むくみやくすみ、肌荒れ、乾燥など、様々なお悩み改善に繋がります。

また、朝食を食べる習慣のない方は朝がゆを食べることで生活リズムも整うので、無駄な間食や深酒なども減ってきます。臓活おかゆを正しく取り入れることで、身も心も軽くなり、美容やダイエット効果を実感される方もいるでしょう。誰でも簡単に始められるので、臓活の第一歩に最適です。

春の季節(立春から5月)に食べたい臓活おかゆ
「にらと豚レバーのおかゆ」




滋養が高い食材の組み合わせで、春に若芽が伸びるように肝の働きを補ってくれるので、生理痛の緩和、胃の痛み、冷えの改善にも。
※目が赤くなりやすい、目ヤニが多い、ニキビができやすい人は控えめにしましょう。

材料[2人分]
米 75g
にら 75g
豚レバー 15g
塩 小さじ1/4
水 600ml

作り方
1.米は洗い、たっぷりの水(分量外)を入れて一晩浸水させ、ざるに上げる。
にらは3㎝長さに切る。

2.豚レバーは血のかたまりを取り、食べやすい大きさに切る。冷水で数回洗い、塩少々(分量外)をふり、20分冷蔵庫で冷やしたあと、流水で洗って水気を拭き取る。

3.鍋に米、水600mlを入れて中火にかける。沸騰したらへらで鍋底をこそげるように混ぜ、吹きこぼれないように蓋をずらして、弱火で20分煮る。時々かき混ぜる。

4.豚レバーを加えて10分煮て、にらを加えて1~2分煮込む。塩を加えて味をととのえる。

からだとこころが整う まいにち臓活おかゆ

尹 生花 著、1650円(世界文化社)
五臓を活性化させ、からだの内側からキレイに、健康になる「臓活おかゆ」のレシピを40種収録。まずは1か月、朝食に取り入れてみてください。さあ「臓活」を始めましょう!

尹 生花(いん・せいか)

北京中医薬大学博士課程(医学博士)修了。ホリスティック美容サロン「BHY」代表。ホリスティックビューティーの先駆者として、「体の内側と肌の相関関係」を数字で解明。美容サロン「BHY」には、女優・モデルから美容ジャーナリストら多くの著名人が足しげく通う。著書に『あなたが「やってはいけない」ダイエット』(小学館刊)、『みんなの臓活』『みんなの臓活トレーニング』(ともにワニブックス刊)など。
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