木内健人さんが人気漫画のキャラクターに挑む！ミュージカル『SPY×FAMILY』に出演

人気漫画のキャラクターに挑む

僕は小さいときから人前に出るのが好きで、よくフレッド・アステアやチャップリンの真似をして、踊っていたそうです。

その後、徳島で在籍していたミュージカルスクールの先生から、「東宝ミュージカルアカデミー」という俳優養成の研究所があることを教えていただきました。18歳の入学時にはお兄さんやお姉さんたちのパフォーマンスのすごさに圧倒されたことを覚えています。


そして“人生は一度きりだ！”と、自分が好きなことを仕事としようと決めてこの世界に入りました。

自分が“こういう俳優になりたい”という方向性が明確になったのは『宝塚BOYS』という作品への出演がきっかけです。役や作品とどう向き合うべきか、そこから生まれる演劇的な瞬間を演出家や俳優の先輩、そして仲間たちと共有することができました。

ミュージカル作品で大好きなのは、やはり『レ・ミゼラブル』ですね。一観客としても素晴らしい作品だと思っていましたが、アンジョルラスとして参加して改めて、演出や構成に隙がないことを実感しました。

今回の『SPY×FAMILY』では情報屋のフランキー・フランクリンを演じます。情報は情報としてとらえて深入りすることを嫌う、ある意味少し寂しがり屋な人間なのではないかと思っています。

漫画に登場するキャラクターを演じるのは初めてなのですが、アニメ化もされているので声や動き方にもイメージがあります。でも役作りはなるべくフラットな状態から入って、リアリティのあるフランキーを作っていきたいです。

ミュージカルはフォーマットがあるので自由度は減るかもしれませんが原作ファンにもミュージカルを好きなかたにも、見応えのある舞台になれば最高だと思っています。