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「勿忘草」と書いて何と読む?春の花壇に欠かせない、人気の花です

2023.03.19

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365日 花散歩に出かけよう 日々、何気なく歩く道や街で出会う花や花木の名前がわかれば、もっと散歩が楽しくなります。ガーデニングエディターの高梨さゆみさんが、季節の花や花木を毎日紹介。住宅街でも見つかる身近な植物や、人気の園芸品種もピックアップ。栽培のコツも紹介します。一覧はこちら>>

ワスレナグサ


ワスレナグサ
よく絞まった株から美しい水色の小花をたくさん咲かせています。花には青の色素をもつものが少ないので、この水色はとても貴重な存在。

■属科・タイプ:ムラサキ科の一年草
■花期:3月下旬〜6月上旬

■草丈:10〜50cm

春の花壇をエレガントにするマストフラワー


勿忘草と書いてワスレナグサ。これは英名のForget me not=私を忘れないでを直訳してつけたものです。ヨーロッパにはワスレナグサにまつわる悲恋の伝説がいくつかあり、それが花名の語源になっているという説もあって、この英名にはどことなくロマンチックな雰囲気を感じます。

ところが、ワスレナグサという和名に異論を唱えた人物がいました。日本の植物分類学の父といわれる牧野富太郎博士です。私を忘れるなよという意味なら「ワスルナグサ」と呼ぶほうがいいと述べていたそうです。たしかにそのとおりなのですが、「レ」と「ル」の一文字違うだけで響きが異なり、花名のもつ雰囲気もずいぶん変わるので、牧野博士の意見が支持されなくよかったな、と個人的には思っています。

ピンクや白の花色もありますが、ワスレナグサといえば、やはり美しいブルーが大きな魅力です。このブルーはプロのガーデナーさんにもとても人気で、この花色が加わると春の花壇がぐっとエレガントに、華やかな雰囲気になるのだそうです。

長野県にある観光ガーデンでは、チューリップの芽が出てくる前に、球根の間にワスレナグサを植えるのですが、それがその年初の一年草の植えつけだそうです。原産地では宿根草ですが、日本では高温多湿で夏越しが難しいため一年草扱いとされます。

ワスレナグサによく似たブルーの花を咲かせ、シナワスレナグサとも呼ばれるシノグロッサムもプロのガーデナーさんがよく使う植物で、ワスレナグサより草丈が高くなるので、高い位置にブルーが欲しい場合はシノグロッサム、と使い分けるのだそうです。どちらも個人邸の外周りの植栽でも利用されているので、散歩道で出会ったら、どちらなのかよく観察してみてください。

ワスレナグサ
ピンクがかった蕾から、花径1cm足らずのかわいらしい花が咲きます。小さな花ですが、花色が与えるインパクトは大!最近では花サイズを大きく改良した‘ミオマルク’という品種もよく利用されます。

栽培の難易度


栽培の難易度 ★☆☆☆☆

日なたで、水はけのよい土壌に植えます。植えつけ前に元肥を施せば、追肥の必要はありません。地植えなら水やりは雨まかせでかまいませんが、乾燥に弱いので土壌がからからに乾いたら株元にたっぷり水やりします。花が終わったら花茎ごと摘み取り、黄色くなった下葉も取り除きます。

【難易度】
★ 容易・初心者向け
★★ 標準・初級〜中級者向け
★★★ 少し難しい・中級〜上級者向け
★★★★ 難しい・上級者向け
★★★★★ 栽培環境が限られる

高梨さゆみ/Sayumi Takanashi

イギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで家庭の小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。
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